概要
ある国の歴史に記される人と鬼の果てなき戦い
ある世界があります。今の世界ではありません。そこには魔法があります。人に似た永遠の生を持つ者たちがいます。竜は昔話に出てきますが、見た者は殆どいません。人間の王が治める国の地の果てに、鬼をはじめとする邪悪な者たちが跋扈する混沌の地があり、時に人の地を侵しにやって来ます。人を喰らうことが何よりも好きな鬼たちが襲ってくるのです。
この話は、そんな鬼たちに立ち向かう様々な人々を、それぞれの視点で描いています。その人によって鬼という存在の捉え方が違うことを描きたいと思っています。
例えば、剣を手に取る戦士であれば、倒すべき手強い存在であるし、畑を耕すごく普通の農民にとっては、恐怖そのものでしょう。王国を治める王にすれば、多くの領民を守るために、何としても討ち果たさなくてはならない存在のはずです。ま
この話は、そんな鬼たちに立ち向かう様々な人々を、それぞれの視点で描いています。その人によって鬼という存在の捉え方が違うことを描きたいと思っています。
例えば、剣を手に取る戦士であれば、倒すべき手強い存在であるし、畑を耕すごく普通の農民にとっては、恐怖そのものでしょう。王国を治める王にすれば、多くの領民を守るために、何としても討ち果たさなくてはならない存在のはずです。ま