カネサダを北極星へ向けろ

作者 梧桐 彰

ゾンビ映画を文字で見よ!

  • ★★★ Excellent!!!

基本ストーリーは、少年が成長しながらお姫様を助けに行く話。
ストーリーラインは非常に素直で単純だ。

しかし、そこに日本刀をはじめとした武器、そして武術というエッセンスがたっぷりと詰めこまれている。
さらに、漫画チックな個性的なキャラクターたちが暴れまわることも強い魅力を放っている。


だが、それはあくまで味付け。


やはり、ゾンビ!!


このゾンビの導入があまりに自然で驚く。
少年の一人称ながら淡々とした文章で、日常から非日常へと運ぶのだが、その運ばれた先の非日常がなぜか日常のような空気を漂わせている。
その独特の雰囲気が強い個性を放って、「怖い」というよりも「面白い」という印象を強く焼きつけてくる。

そしてスピーディー。
語り型の文章の特徴を活かした物語の進行は、次々と展開していき、飽きさせない構成が練られている。

見終わった時、まるでゾンビ映画を1本見たような満足感と快感がある。
素直に「おもしろかった」と思える作品だろう。


ごちそうさまでした!<(_ _)>

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