魔術士探偵物語〜アルムウォーレン事件簿〜

作者 ボンゴレ☆ビガンゴ

35

12人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

 第10話「探偵と老魔術士と誇大広告と」まで読みました。サリル婆さんみたいな茶目っ気たっぷりなおばあちゃん大好きです。それはまあ置いといて……。

 本当は最後まで読んだ上でレビューしたかったのですが、如何せんコンテスト終了間際。
 冒頭読んだ時点で「はい好き」となったので、先にレビューいたします。続きはコンテスト終わった以降も読みます。

 水上都市「アルムウォーレン」のとあるアパート。その一室で探偵業を営んでいる男性・エルメラルド。
 とある日曜日。彼の探偵事務所に一人の女性が依頼をしに訪れる。「休みの日は依頼を受けない・仕事をしない」がポリシーのエルメラルドだったが、なんやかんや依頼人の女性に言いくるめられ、渋々話を聞くことに。
「家出をした妹を探して欲しい」という女性からの依頼を受け、それとなく調査を開始するエルメラルド。少女の家出だ、すぐに解決するだろうと思いきや、調査を続けていく内に彼の嫌う「面倒事」が次々と発生し、巻き込まれて――

 というのが、大まかなあらすじでしょうか。

 こちらの作品、世界観や舞台装置が、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる作品だと思います。僕も最初の一話で心臓貫かれました。

 群島から成る水上都市。
 近現代のような街並みや生活様式でありながら、魔法や魔術、錬金術の存在が公に認知されていて。
 生活用品などは魔術によって動作し。
 馴染みのおばあちゃんがやっているのは、寂れた魔術具屋さん。

 他にもいろいろとキーワードは出てきますが……どうでしょう? ワクワクしませんか? 僕は書きながらもう一度ワクワクしています。

 また、キャラクターたちも人間臭くて、愛らしい。
 主人公・エルメラルドはなにかにつけてポリシー、ポリシーと連呼し、自身のポリシーに従って行動を決め、自分をエレガントな探偵であると自負して止まない。
 でも貧乏で、休み… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 バトル、ミステリー、キャラクター性、世界観、非常に手堅くまとめられたハイブリッドファンタジーといった印象。

 類似した作品を挙げられないではないが、無粋なことを書くのも私のポリシーに反するというものだ。
 当然、オリジナリティーを獲得している今作品の魅力を述べてみよう。

 何より、舞台となる都市アルムウォーレンがしっかりと構築されており、恐らく読者のほとんどが、ライトな感覚のワンランク上の魅力に引き込まれることだろう。

 そして、人に歴史あり。
 事件を発端とし、登場キャラクター達の過去と因縁が、収束していく様はマジックの種明かしとして、大変満足のいく仕上がりとなっている。

 舞台装置は骨太だが、そこに生きる人々は軽妙に融け込んでいる。
 この作風は、ジャンルを問わず多くの読者に門戸を開いていると言えよう。

★★★ Excellent!!!

面白かった!
ハイファンタジー×探偵ものの世界観が好きな私にとっては、最初から最後までその雰囲気にどっぷり浸からせてもらえる作風がとても良かったです。

舞台は多くの人々が行き交う水上都市。
主人公はさまざまなポリシーを掲げて紳士ぶるものの、どこか自堕落でお金に弱い私立探偵。
そんな彼が厄介な人々に振り回されながら、オンボロスクーターに乗って依頼のためにあちこちを走り回る。

……これだけで、ハイファンタジー好きな人はグッと来ませんか?

そんな中、さまざまに散りばめられた要素が結末に向けて繋がっていき、いつのまにか物語に引き込まれていきます。

ちなみに個人的な推しは主人公のエルメラルドですね。
大人げないお兄さんだけど、やるときはビシッと決めるところがかっこいい。
そして女に間違えられてたびたび災難な目に遭うところがなんだか憎めない。
彼が主人公であることが、この物語の面白さを一層引き立てていると思います。

★★★ Excellent!!!

ポリシーをつらぬく態度を見せつつも、ポリシーがないことがポリシーだとのたまう探偵が実に楽しい。突っ込み所満載のふるまいに、思わず笑いながら、彼の進む先が妙に気になって仕方ない。
 多彩な登場人物も、探偵の活躍に彩りを添える。もしかしたら、フツーの人はいないのではと思えるぐらい。メガネっ娘はかわいかつた。
 魔術と魔法の二本立ての世界を背景にした物語は重厚で、本編には収まりきれないところも多々あると思われる。凝った構成も見所。
 骨太な世界設定と軽妙でいながら芯の通った探偵の活躍が、何ともいえず楽しかった。

 

★★★ Excellent!!!

アイドルと探偵編が探偵物の始まりとしてとてもワクワクさせられました。
色んな設定が詰め込まれていて欲張りな作品ですけれど、探偵物というジャンルが上手くそれを纏めています。
どこかしらが性癖や趣味にとても刺さると思うので是非読んでみてください。