甘美でゆかいな世界へようこそ!
- ★★★ Excellent!!!
まず始めにおことわりしておきます。
こちらの物語は『ゆるふわスイーツ系ファンタジーラブコメ』であり、『文壇に彗星の如く現れた未来を切り開く新ジャンル』です。作者さまの言葉をそのままお借りしてきましたが、これがもうほんとうに、まっったく、そのとおりなのです。かわいさと不思議さと夢の詰まった、かがやける革命のおはなしです。
魔糖少女――ドルチアリアたちの世界にいちど足を踏みいれたら、もう引きかえすことはできません。ひとり残らず彼女たちのとりこになってしまいます。
こうなったらこの物語におとなしく身をあずけ、かわいくてあやうい魔法にかかりましょう!
対悪専門の怪盗・カレンは、探偵である梅田(かなりふびん)(だいぶロリコン)(※あくまでも個人の感想です)とともに、事件の真相をつまびらかにするべく夜ごとコーベの街を駆けぬけます。ちょっぴりおばかでちょっぴり「怪力」な花熊みなと(おハナ)や、頼れるツンデレ……なのに意外とポンコツな三十重奏(おミソ)たちも一緒です。
かわいくて取扱注意な魔糖少女3人と、するどいツッコミの使い手・梅田がそろえば、コーベの街は一瞬のうちにさわがしくなります。
さて、この物語をつかさどる、梅田という人物。彼はただのロリコンだと思われがちですが、意外や意外、とてもかっこいいのです。仲間をいちばんに想っていて、ときに華麗なツッコミを炸裂させ、ときにカレイドガールを励ましながら、みんなをあかるい場所へと導いてくれます。たまに失敗もあるけれど、弱くてつよくてやさしくて勇ましい、なんともすてきな男の子です。
カレンちゃんたちはそんな梅田のことを、心のうちではきっと大切に思っているのでしょう……!
というと彼女たちからブーイングが起こりそうなので、このへんに留めておきます。
天使のようなアイドルを救い、綿あめを愛する少女を助け、今夜も彼らはコーベの街を奔走します。ふわりと甘くて可憐なこの物語をひとつふくめば、きっとどこにいたっていつだって、きらめく夢がみられるはずです。
さいごに、音海先生。ほんとうにほんとうに、執筆おつかれさまでした。そしてそして、すばらしいホワイトデーをありがとうございます。
カレイドガールは永遠に!