概要
月だけが見ている
名家の血筋である母亡きあと、都から田舎へと居を移した杜鵑(とけん)。
二十歳になった娘の今後を心配する父と二人つつましい生活を送っていたある日、母方の従兄が、療養のため従者を伴ってやってきた。没落する家の再興を一身に背負わされた従兄の身を案じ、アレコレ世話を焼いていたのだが……。
中華風の短編です(全五回予定)。書きながらひたすら『愛の夢』をきいてました。よろしくお付き合いください。
二十歳になった娘の今後を心配する父と二人つつましい生活を送っていたある日、母方の従兄が、療養のため従者を伴ってやってきた。没落する家の再興を一身に背負わされた従兄の身を案じ、アレコレ世話を焼いていたのだが……。
中華風の短編です(全五回予定)。書きながらひたすら『愛の夢』をきいてました。よろしくお付き合いください。