この人が大好き。真っ直ぐ走る矢印。

連載中の作品にもかかわらず、私は早々に星を連打してしまいました。

主人公は、越前光稀。にっこり笑うと、こぼれる八重歯が眩しい高校生です。
彼は、いつも大切な人達に囲まれています。

同級生の中城侑、沢渡透子。
行きつけの店の店員、瀧本泉。

光稀の妹、未来。

美しい春の風景の中で出会った初恋の人、美里響花。

六人の男女が持つ、気持ちの矢印。
その矢印を通してみえてくる、年頃にして味わう残酷な現実。
彼らが持つ事情や思いが作者様の溢れる表現力で彩られる物語です。

春から物語は始まり、一年をかけて傷付き、成長し、乗り越え、それぞれの選択を認め合う日々を経て、
最終章の【冬】の幕が上がろうとしています。

今からでも遅くはありません。
彼らの矢印の先へと続く物語を、辿ってみませんか?

最後になりましたが、
てら様。いつも素晴らしい物語を届けて下さって、ありがとうございます。
吹き出す所もあれば、泣かされてばかりの『シンプレックス→(やじるし)』
最後まで、しっかり見届けさせて頂きます。

追伸。
わたあめが可愛くて仕方ありません。
わたあめを、さらに幸せに導いて下さい。お願いします!




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