読むのが遅いので、あんまり一気読みはしないのですが、一気読みでした。眠れなかったー。勿論、自分の意思で読みたくて読んでいるのですが、なんだか次々何かを無理やり口に突っ込まれて、咀嚼もほどほどに飲み下す感覚でした。表現の仕方とか、賛否両論ある作品だと思います。それでも作品として素晴らしいと思うので、星を付けさせていただきました。病気は環境が作るんですね。そんな中で繰り広げられる壮大な『自立』精神的にしんどい時はちょっとキツイと思います。
34年間生きてきて、友達もおらず、まともに社会性を築くこともできなかった主人公。ついに精神を病み始め、病院で入院することになるがそこで彼は医者からある薬の治験を勧められる。その薬を飲めばネガティブな…続きを読む
書き表されている内容の好悪と面白さは関係がない、その概念を体現したかのような話です。道行く片っ端から口に突っ込んでおすすめしたいが、それをするのがはばかられるという全く希有な作品です。向こうから語り…続きを読む
二重人格物。この作品は乱暴にいったら現代版ジキルとハイドだ。そして世間様から見て元人格のジキルの方がロースペック。薬で作られた人格のハイドの方がハイスペックという、ざっくりいうとそんなお話だ。…続きを読む
なんかもう、すごい。すごいとしか言えない。嘲笑われる自分が恥ずかしくて、普通の人がうらやましくて、「まともになる」薬の治験に参加した34才おじさんのたどる道のり。まともとは何か、自分とは何か、…続きを読む
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