難しく考えないで、とにかく読んでみて欲しいです。
こちらは本編を読んでからでなくても、問題なく楽しむことができます。
どんな読み手にも伝わるように配慮された文章は、なめらかでとても読みやすいです。
何かを難しく感じて、頭をひねることもありません。
読んでいるあいだは、純粋にとことん楽しみに浸ることができます。
こういう作品って、ありそうでなかなか見つからないものだと思うんです…。
難しくないというのは、物語が単純だとかそういうことではありません。物語はすごく繊細で、作り込まれています。
複雑に絡み合う人間模様。真相に迫ると、ドキリとするようなオリジナリティ溢れる素材が散りばめられていて、ワクワクが止まりません。
謎解きに差し掛かると、読み進める手がますます止まらなくなります。
登場人物たちもそれぞれ個性が立っていて、大変魅力的です。
特にかーくんが可愛すぎて、悶えます。
東堂兄弟の行く末をいつまでも見守っていたくなります。
本編はさらに読み応えがあり、面白いですよ。
おススメの大好きな作品です。