Dカップには、Dカップなりの苦労が詰まっているのです。

 誤解と偏見を恐れずに言わせてもらうと、癒されます。
Dカップと聞いて、変に殺気立つ方は少ないと信じたいのが本音です。
 タイトルが語る通り、主人公の羽衣君は魅惑のJKに変身してしまうのですが、彼は暴力や痛みに対して憤りと悲しみを抱えながら、結局は大切なものを守るために戦い、15センチの謎が紐解かれ、Dカップの思いにたどり着きました。

 これだけDカップと連呼しても、決してやましさを感じない強さも手に入れられる素敵な物語でした。
しかし、勘違いしてはいけません。
Dカップに流されてはダメです。
Dカップの先に真実がある事を、15センチの悲しい現実がある事を、是非とも読み解いて下さい。

 羽衣君の優しさと強さが素晴らしい物語でした。
ありがとうございました。
加えて、Dカップと連呼させて頂いて、ありがとうございました。

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