故きを温ね新しきを知る――すべてはそんなことの繰り返し
- ★★★ Excellent!!!
変わって行くことを「悪」だと考えて全て否定しようとする人がいます。でも、変わって行かないと前には進めません。前に進まなければ、築かれた伝統や歴史も埋もれてしまいます。それは決してあってはならないことです。
主人公の夏海ちゃんの思いを突き詰めていくと、そういうことではないでしょうか? まさにプライスレスな物を守るために一生懸命がんばった印象があります。
がんばっていた彼女は輝いていました。そんな輝きは人を引き寄せました――そして、素敵な人が現れたことで、彼女はもっと輝きました。
お話を読み終えた後、心の中で呟きました――「残念半島とみんなに幸あれ」って。