痛快! 異世界転移×時代劇!

時代劇の魅力の1つ――勧善懲悪。

心正しい者の刃にかかり、
悪が滅びる様を見るのは
最高にスカッ! とします。

とはいえ。

現代の倫理感では「悪人なら殺していい」とはいきません。
現代人の私たちが勧善懲悪の物語を見て楽しめるのは、
自分が当事者ではない気楽さ故でもありましょう。


それがもし、当事者になってしまったら?


主人公の天ヶ瀬アマタは私たちと同じ現代人。
彼は江戸時代の日本によく似た異世界に転移し、
そこで時代劇さながらに剣を振るいます。

斬るのは悪のみと己を律しながら、
悪であれば容赦なく斬るアマタ。

その姿は時代劇の主人公として
我々をスカッとさせてくれます。

一方で、

現代人の倫理観を持つがゆえに、相手が悪とはいえ
人を殺せてしまう自分に恐怖し葛藤する姿には
同じ現代人として共感できます。

元から時代劇の世界で生まれた主人公ならば
このように感情移入することは難しいでしょう。

時代劇のヒーロー。
等身大の現代人。

本来は両立しえない2つの魅力が
異世界転移の設定によって
見事に融合しています。

――長々と語りましたが、

これでもまだ本作の魅力のほんの一部、
あとはぜひその目でお確かめください。

最高のエンターテインメントがここにあります。

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