中島敦の『文字禍』と『虐殺器官』の文字、言葉に関するテーマを融合した意欲的な作品。重厚な文章、世界観に痺れました。
小説家志望。 加筆修正した過去作品や新人賞の落選作品を投稿しています。 ファンタジー、SF、純文学など、手広くやってます。 感想等いただけると嬉しいです。
タイムマシンとかロボットがなくても、SFは成り立つのだなあ、と感銘を受けずにはいられません。 「語りしものはさいわいなり」にも「中国語の部屋」が出てきましたけど、今回の川の話も面白かったです。…続きを読む
文字や言葉はたんなる道具にすぎない。 だがそこに人間は霊性を見出す。 なぜだろう? それは、ある言葉ひとつとってみても、その言葉に込める意味は人それぞれだからだ。 言葉の定義は時代…続きを読む
「芸術の内容も形式も、表現せられた芸術(作品)そのもののなかにしか存在しないし設定されない。そして、これを表現したものは、じっさいの人間だ。それは、さまざまな生活と、内的形成をもって、ひとつの時代の…続きを読む
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