中島敦の『文字禍』と『虐殺器官』の文字、言葉に関するテーマを融合した意欲的な作品。重厚な文章、世界観に痺れました。
小説家志望。 加筆修正した過去作品や新人賞の落選作品を投稿しています。 ファンタジー、SF、純文学など、手広くやってます。 感想等いただけると嬉しいです。
文字は発明だ。歴史を後世に残すためにも、軍の伝令として使うにも、知識を同胞へ伝えるにも、文字がないと正確性にかけてしまう。口伝という形では情報の伝達に限度があった。なぜなら言葉の発信者と受信者が持っ…続きを読む
文字は、それが記された媒体が後世まで残るほどの強靱さがあるとしたならば、それが壊れるまで残る。言葉は話した人間が死んでしまえば、やがて意味が消え、そしてその言葉さえも消えて無くなる。 言葉や文字…続きを読む
「文字」とは、「言語」とは、という命題を、古代アッシリアの図書館を舞台に描く、傑作短編。これは、すごい。短編だけど、さくっと読めるものではないと思う。でも、しっかりと読んでいただきたい。カクヨム…続きを読む
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