とある家族の肖像、という高尚な感じではなく笑って読める物語

会話文だけで構成される連作短編の趣ですが、目次を見て分かる通りとある家族の定点観測のような物語です。
この斜め上を行く発想力が素晴らしく、その中身に軽い脱力感を感じつつも、しっかりとハートウォーミングでしめるあたりに作者の力量を感じずにはいられません。
百聞は一見に如かず、まずはお気軽に本文を読んでください。

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