なんだここまで来ると続きが想像できる。というのが、作者の力なのだろう。こうして歴史学者の家族は歴史となって行く。遠い未来、どんな寿司を摘みながら、どんな歴史講釈をしているのだろうか。
うたい ぎたろう 元(笑)光合成倶楽部 会員番号038番 アラフィフに差し掛かってしまったオッサン。 音楽と活字とお酒と煙草をこよなく愛している。 ギター歴6…
温かい家族の情景が浮かぶ良い短編でした。自然な会話の描き方が上手く、章ごとの時間の流れ方もお洒落で良かったです。
いるいるこういう蘊蓄好き。と何気に読んで行きました。私の愛する寿司がいっぱい。合間で何やら粗雑な扱いのお父様。マグロもぶ厚くなっていきああ 相変わらずの家族の団欒だなぁ 微笑ましいな、と思った…続きを読む
前半を読んで、なるほどこうくるんだ、と読み進めると最後に気持ちよくひっくり返される。とっても楽しかったです。
会話文だけで構成される連作短編の趣ですが、目次を見て分かる通りとある家族の定点観測のような物語です。この斜め上を行く発想力が素晴らしく、その中身に軽い脱力感を感じつつも、しっかりとハートウォーミン…続きを読む
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