ネバーランド・ネバーエンド

重度の萌え豚主人公、伊藤誠二はある日、お気に入りのマンガ『すくらぶ』の世界に吸い込まれ、その作品の主人公に成り代わってしまう。憧れのヒロインたちに囲まれ、「二次元そのもの」のラブコメ生活を謳歌するが、あるとき「いずれ誰かを選んだら、“物語”が終わったら、この楽しい日常も終わってしまう」と気づく。“物語”を終わらせたくない誠二は、ふと「バトルモノだったら続けやすいのに」と思ってしまう。その瞬間、『ラブコメ』から『異能力バトル』へと世界線（ルート）が切り替わる。
――“属性”バトル。それは“ラブコメ”を終わらせないための「急展開」。ラブコメのヒロインたちが己が“属性”を武器（能力）にして、主人公争奪戦（物理）を始める。
「もはやここでは“属性”なしには生き残れない」――