終盤の、怒涛のごとき伏線回収が実に気持ちいい!

読者を突き放すような、衒学的でミステリ的な世界観を、ためらいなくばっさり切り捨てるように明後日の方向を天駆けるヒロイン、天照。
自分で積み上げた積み木を自ら突き崩すような展開に、思わず笑ってしまう。
しかし終盤、単なるネタかと思わせるように巧妙に張られた伏線は、怒涛のごとく回収されていく。この急展開が実に気持ちいい!
この奇妙なタイトルも実は……いや、それは読んでからのお楽しみです!

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