概要
絶望の最果てへ進め。その先にある、光を目指して。
とあるゴミ捨て場の町で暮らす少年ヒビキの、怠惰で平凡な日常は異邦人の少女によって砕かれる。
少女と自身の日常を取り戻すべく、友人達と動き始めたヒビキだったが、異邦人来訪は彼の想像を上回る事態に繋がっていく。
変動を始めた世界という盤面を制するべく、多くの者が彼らに迫る。
全てを賭して舞う者達が繰り広げる闘争を超えた先、最後に笑うのは誰だ?
血と暴力と絶望に彩られた幻想譚、ここに開幕。
少女と自身の日常を取り戻すべく、友人達と動き始めたヒビキだったが、異邦人来訪は彼の想像を上回る事態に繋がっていく。
変動を始めた世界という盤面を制するべく、多くの者が彼らに迫る。
全てを賭して舞う者達が繰り広げる闘争を超えた先、最後に笑うのは誰だ?
血と暴力と絶望に彩られた幻想譚、ここに開幕。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!強大な謀略と暴力の嶺に華よ凛と咲け
「異世界転生」のファンタジーと聞くと、皆様は如何に思われるだろうか。
トラックに轢かれて即☆転☆生
ダメダメだった主人公が異世界で大剣片手に無双しちゃうぞ!…こんな感じか。
此処にそんな世界は存在しない。
理は力、未来は強者の手でのみ開かれる。
本作は「本棚」であり、1話は「本」だ。
読者である我々は1冊ずつ棚から抜き出しては読み進め、息を飲む事となる。
緻密な設定と説明。作者の構想技術と執筆技術が、理論を以て我々の脳を砕きに来る。完成された話の連続が”異世界”を構築する。
ゴミ箱から墓場まで。塵を喰らう主人公、迷い込んだ少女は邂逅を果たす。
世界すら穿ち得る強大な謀略と暴力が支配す…続きを読む - ★★★ Excellent!!!0年代を彷彿させる、王道の異世界バトルライトノベル!
――最初に読んで感じるものは、〝面白い〟、そして〝懐かしさ〟でした。
ライトノベルがまだライトノベルと呼ばれつつ、言葉が浸透しきっていなかった2000~2005年頃のライトノベルを思い起こさせる異世界バトルもの。
異世界の国の片隅で、ゴミ溜めのような街で生きていた主人公の前に突如現れた女の子。その子を助けるために、主人公が困難に挑み奔走する――最近ではめっきり見なくなった作風であり、ネットラノベによくある〝最初から最後までチートして苦戦することなく敵を圧倒していく〟なんてことはせず、むしろ全力出しても勝てなさそうな敵がごろごろいて、そんな相手にリスク承知で挑んでいく――これだよ、これこそ…続きを読む