池袋で楽しく過ごす二人の本当の思いを知ったとき、胸をつかれました。さわやかな文章が、じわりと後から響いてきます。
君以外にはね。
短編で世界観をしっかり作って泣かせてくる作品、好きです。
”俺の吐いた嘘”って何だろう?と用心しながら読んだんですが、腰を抜かしそうになりました。ネタバレ回避のために口をつぐみます。
なんて、なんて爽やかな好青年なんだ!乙島さんの軽快な筆致と好青年の描写は、実に相性がいい。それは氏の書いたほかの作品からもひしひしと感じられる。この作品の主人公も、いや、作品世界までも。すべて…続きを読む
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