青春SFの大長編!!

青春SFもの。

前々から気になっていたので、完結を機に読み。

人工知能が管理するディストピアな世界観はオリジナリティがあり面白かったです。人口減少の穴埋めとしてそんな対策をする人工知能のアイディアは、思わず「そうきたか!」と唸ってしまったほど。それ以外としても、SF要素に対するアプローチが魅力的な内容で、SF好きにはたまらない作品になっていたと思います。

またメインの登場人物、六人の少年少女たちですが、天才ということもあり時たま「本当に子供か!?」と驚くシーンもありつつ、「やっぱり子供だなー」と微笑ましくなるシーンもあり、またそこも楽しめる要素となっていましたね。青春と呼ぶにはまだまだ若い子たちですが、それぞれの抱く思いは読み応えアリです。

前編と後編で視点が変わる大長編作品。違った視点だからこその面白みもあります。またハードな世界観ですが、子供たちがメインの話となりますので、割とコミカルな部分もあり、いい感じにハードでいい感じにソフトなSFです。気になる方は是非一読してみてください!

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