コメディっぽいけど風刺的なSF

ファーストコンタクトもの。

女の子の日常をベースに繰り広げられる異星人との邂逅。ファーストコンタクトSFとしてはかなり王道的な内容であり、SF好きとしては終始ニヤニヤしながら楽しめました。王道的というか、むしろオマージュともいえるかも。さらにはオマージュを通り越してパロディの域に達しているシーンもあり、元ネタを知っているとより楽しめる作品と感じました。もちろん元ネタを知らなくても楽しめます。

お話としては地球外生命体の価値観と合わさることで、改めて人類文明や人間の在り方を見つめ直すといった、ある種の皮肉の効いたもの。まさに正統派ファーストコンタクト作品。ただそこまでシリアスに傾いているわけでもなく、作品全体としてコミカルな要素が強いため、ブラックジョーク的に受け取ることもできるかと。


ライトな作風なのでSF慣れしていない方でも楽しめる作品かと思いますので、とりあえずSFを読みたいという方にオススメです。