これは面白い。地に足が着いた文章は安定感があり、故にストーリーが頭に入ってくる。つまり、死角がない。WEBより紙媒体で読みたくなる作品です。WEB歴史時代小説ファンへオススメします!
1982年生まれ。福岡県福岡市在住。2020年、『それは、欲望という名の海』でアルファポリス「第6回歴史・時代小説大賞」特別賞を受賞し、『谷中の用心棒 萩尾大…
先の諸著作からでも感じるけれど、左安倍虎さんが描く物語はスッと入ってくるようにわかりやすい。特に初めて知るような人物の登場時における、決して説明臭くなく、それでいて曖昧過ぎない適度な距離感でのさりげ…続きを読む
それだけじゃあないのです。ゆったりとした、読者を置いてけぼりにしない、それでいてサクサクと読み進められる文章が心地よい。これから起きる事件への期待、あるいは不安を想像させる懐の大きな物語の広がり。ネ…続きを読む
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