これは面白い。地に足が着いた文章は安定感があり、故にストーリーが頭に入ってくる。つまり、死角がない。WEBより紙媒体で読みたくなる作品です。WEB歴史時代小説ファンへオススメします!
福岡市在住の時代小説家。 「谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末」が第11回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞。他に「颯の太刀」シリーズ(K…
先の諸著作からでも感じるけれど、左安倍虎さんが描く物語はスッと入ってくるようにわかりやすい。特に初めて知るような人物の登場時における、決して説明臭くなく、それでいて曖昧過ぎない適度な距離感でのさりげ…続きを読む
それだけじゃあないのです。ゆったりとした、読者を置いてけぼりにしない、それでいてサクサクと読み進められる文章が心地よい。これから起きる事件への期待、あるいは不安を想像させる懐の大きな物語の広がり。ネ…続きを読む
もっと見る