星の降る夜、私たちはこの関係を終わらせる。

作者 陽野ひまわり

90

34人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

幼馴染の高校生達の恋愛物語です。女性主人公の一人称視点がメインです。

この幼馴染という設定がすべての原因ですが、それを彼等はどう受け入れ歩んでいくのか。そのキーワードを中心に物事が進行していくのですが、様々な展開が用意されていて読み手の心を鷲掴みにするでしょう。

主要人物は四人で物語のテンポや関係は読みやすく、気付くと読み耽てしまいます。一人一人の心理描写や行動が個性的に描かれており、絶妙なバランスの人間関係。みんな他人思いで優しいので読んでいて癒されます。そしてハラハラとこのキャラクター達を見守るように楽しめました。ある時は目尻を熱くさせ、ある時は行き場のない感情を抱かせる事もあるでしょう。それほど物語に入り込む事が出来る作品でした。

とても重要な場面は夜空に星が映り、作者様の美しい文章が情景を色鮮やかに描かれます。

この恋愛はただの恋愛ではない。彼等彼女等の葛藤の上に出来上がったラブストーリー。すべてのキーワードは「幼馴染」

どうぞ、ご覧あれ。

★★ Very Good!!

 気づくことも失くすことも諦めることもできないそれぞれの気持ちが絡みあい、すれ違う、がむしゃらでもどかしく、瑞々しい恋と成長の物語です。
 大切な関係を壊すことを恐れ、二の足を踏んでいた登場人物たちが勇気をもって一歩を踏み出していくとき、物語は新たな展開を見せ、彼らもまた成長していく――――。傷つく怖さはあるけれどこんな青春を過ごしたかった、と思わせてもらいました。

 登場人物や展開が変に背伸びをしたふうではなく、どこにでもいそう、ありえそうで共感しやすいのもよかったです。個人的には、いい人伝説の駿太がツボでした。

★★★ Excellent!!!

一番親しい間柄なのに、遠い。大切な存在だからこそ、一歩近づくのが怖い。愛しいほどに純粋な主人公の想いが、高校生の日常生活とともに、溢れんばかりに描かれていきます。

目に映るものをそのまま文字にしていったかようなキャラクター同士の自然な絡みと、細やかに表現される主人公の心理描写は、読む者を深く引き込んでいきます。出来事のひとつひとつが、徐々に四人の関係を微妙に変えていきますが、「悪者」は誰もいないのに、四人がそれぞれに悲しい想いを抱えていく展開は、まさに、爽やかな青春の中にしか存在し得ない、本当に切ない恋模様。エピソードをひとつ拝読するたびに、ため息が出てしまいます。特に駿汰くん…(涙)

読後、ピュアな恋物語を「疑似体験」させていただいたような気持ちになりました。

★★★ Excellent!!!

幼馴染、わたしはこの言葉にずっと憧れていました。
自分をずっと見ていてくれ、知ってくれている、そんな存在がいてくれたらなぁと思ったのです。
しかし、この作品では、幼馴染ゆえに苦しみを抱く。
お互いを知っているからこその苦しみ、相手を誰よりも思うからこその苦しみがある。
幼馴染とは何か、深く考えさせられる作品でした。

★★★ Excellent!!!

高校二年生、青春まっただ中の男女がそれぞれの想いを胸に秘め、もどかしくもつかず離れずを繰り返しながら送る日々。
主人公の晶は忌み嫌う言葉があった。それがこの物語のキーワード……

ああ、なぜそこで言えないの!  と、何度もこぶしを握りしめヤキモキしながら、いつの間にか今作の世界にどっぷりと浸かっておりました。それくらい巧妙に構成された物語で、作者の技量に脱帽です。
青春ラブ・ストーリーは、こうでなくっちゃ駄目です。読み手が気づかないうちに感情移入し、登場人物と一体化となってストーリーに参加している。これって言うほど簡単ではないですよ。今作ではその疑似体験が間違いなくできると思います。特に主人公の晶ちゃん。かなりしんどい思いをします。もう勘弁してあげて、と言いたくなるほど辛い経験をします。だからこそラストシーンが活きてくるわけです。
個人的には駿汰くんに、ずっとエールを送っておりました。だって、彼は漢(おとこ)なんですもの。こんなにいい漢に、何故誰もなびかない。と、手にしたハンカチを歯で噛みしめておりました。

この関係を終わらせる……果たしてこの言葉の意味は、いったいなんでしょう。このタイトルも深い意味があったのですね。
青春ラブ・ストーリー、今作は絶対にお奨めです!

★★★ Excellent!!!

”幼馴染み”という関係をテーマにし、思春期特有の少年少女たちの心の動きを見事に描いたこの作品。

幼馴染み、その言葉の足枷を強く感じながら、それでも幼馴染みである実樹を好きでいてしまう自分に悩む少女、晶の物語です。
不安定な基盤の上に立っている4人の関係、それがどこに落ち着くのか、果たして彼らの関係はどう収束を迎えるのか。
どう、転んでも、みんなが幸せになれる関係には収まらない。
それでも、一番いい方法を探して、嘘を付かない方法を探して、もがき続ける。

そんな自分の気持ちと周囲との関係性の間で揺れ動く少女の姿に、強く心を揺さぶられました。

★★★ Excellent!!!

いつも傍にいて、兄弟のような存在でもある幼馴染。
心地よい関係に、ほんの少し溝が生じた時、初めて自分の気持ちに気付く。
幼馴染から異性へ。
淡い恋心は焦れったくもあり、とても切ない。
ピュアな恋模様に、胸キュンが止まりません。

★★★ Excellent!!!

幼馴染二人の恋を描いた青春小説。
王道なのかもしれませんが、切なくて苦しくて、胸を掻き毟りたくなるほどもどかしい。

友達との間で揺れ動く罪悪感と嫉妬。
好きな人と、好きになってくれた人の間で行き来するシーソー。
どうすれば良いのか、どうするべきなのか、どうにもこうにもままならない、そんな心を持て余す、等身大の女の子が実にリアルに描かれています。

彼女と一緒に笑って涙して、この物語に浸りきってください。

★★★ Excellent!!!

11/4 レビュー

 まずはじめに。
 私がレビューしたかった内容が、もうほとんど他の方の素敵なレビューで言われてしまっているので、ある意味で味気ないものになってしまうことをお許しください。

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 まず、この物語の構成について。
 しっかり練られていますね……何度も「おー、そういうことかぁ」とため息をついてしまいました。同じ書く者として、そういう「自分の作品をより良くするための努力」が見られると、読む意欲もぐんぐん湧きますね!

 次に、内容(1)について。
 たくさんのレビューに王道とありますが、これが王道なのですね……素敵です。恋愛小説の「王道」って、他のジャンルよりも書くのが難しいことを知りました……。

 次に、内容(2)について。
 ただの三角関係ではないところが最高です。
 どこまでレビューで触れていいのかわからないので簡単になってしまうのですが、ひとこと紹介でセリフを引用させてもらった「あの子」の様子が全部素敵なんです。「ただのライバル」とはまったく違う、あの子がいなければ成立しえない展開に、私がドキドキしました。


 まだまだ書き足りない……でも、長文すぎても失礼ですよね(汗

 ひまわりさんの他の小説も、ぜひ読ませていただきたいと思います。
 

★★★ Excellent!!!

高校生の青春恋愛小説です。
幼馴染の二人を中心に据え、そこに同級生を加えた三角関係や気持ちのすれ違いを描いた作品でした。

お話全体に漂う雰囲気は、単純にシリアスというより、繊細な心象描写のおかげで、せつなく胸に迫るものがあるように思います。
これぞ女性向け!というような、登場キャラの少女漫画的な純情と、それゆえの悶々とさせられる展開が見所ですね(笑)。

お互い気の合いそうな相手ほど、案外なかなか意思の疎通が得られず、なぜか意識していなかった相手からほど好かれてしまう……
というような部分に、そこはかとないリアリティを感じてしまいます。

★★★ Excellent!!!

これは男性には書けない話なんだと思いました。
好きな気持ちと表裏一体の嫉妬心。そこから立ち上る自分という存在の嫌な面に苦しめられる。それはなんともみっともなくて、じたばたとしていて、なんとなく自棄になりそうで、という微妙な心理を巧みに描き切っていると思います。
これは登場人物すべてにいえることで、みんながもがきながら幸せになりたいと願っているように感じられました。そういう意味でこれは普通の恋愛小説というよりも、どこか文学的なテーマを感じさせるものだったと思います。
が、話は面白く、読みやすいので、気軽に読めました。
読後感もとても素晴らしいものでした。

★★★ Excellent!!!

すごく真っ直ぐで、王道とも呼べる青春作品。
読んでいて先の展開は、なんとなく分かるけれども、それでもハラハラと文章を読む手が止められませんでした。
なぜこんなにも手が止まらないのだろうか?と考えた時、それは、多感な思春期を等身大の視点から描かれている非常に魅力的な文体がそこにはあったからだと感じました。

どの時代であっても決して、色褪せることのない王道青春小説。
この作品を表現するならその一言に尽きるのではないでしょうか。
ぜひとも多くの人に一読して頂きたい作品です。

★★ Very Good!!

とても読みやすい文章でスッと懐に入って来た。主人公の葛藤が色々と見え、読み手として主人公を応援したくなる。
恋愛小説が好きな方にはオススメ。

★★ Very Good!!

まだ心が未熟なとき、何かを傷つけ何かに傷つけられ、色んな経験をする。特に友情と恋はなおさらだ。
そんな純粋で複雑な気持ちをうまく物語にしている素晴らしい作品です。

★★ Very Good!!

 近すぎる存在に恋心を持ったら、今までの関係を変えたくなくて前に進めなくなる。
 甘酸っぱくてちょっぴり切なくて。自分の気持ちや相手の気持ち、恋敵の気持ちに自分に思いを寄せる人の気持ちにぐるぐるになっている主人公が、とっても可愛いです。

 

★★ Very Good!!

9/7 レビュー
 出てくる子達みんながええ子(ヒロイン、若干好き嫌い分かれそうだけど、青春真っ盛りだしね)やね。
 その中で三角関係、四角関係を作っていくが……

 幼なじみという近い異性って、一歩踏み出せば一番楽なんだろうけど、その一歩を一度でもためらうとどうしようもなく面倒くさい迷宮に入り込んでしまう。そこら辺が、読んでいると手じゃ触れられない場所が痛痒くなるほど表現されていました。
 駿汰もいっそ突っ走っちゃえば楽になるんだろうけど、それが出来ない性格。ヘタレと思えるほど良いヤツ過ぎる……
 現時点で更新されている14話まで読みました。

 面白かったです。

 今後どのように展開していくのか……
 楽しみに追わせて頂きます!

★★★ Excellent!!!

秘める恋心を抱く幼馴染みに、彼女ができた。しかも彼女さんは可愛くて良い子で――

この時点でもう胸が苦しくなるのですが、さらに「フツメン」だけど良い奴な男友達からの告白を受けちゃったりして、なんというかもう、切なくて仕方ないです。

もう、駿汰にしちゃえよ!とかいや、やっぱり実樹とくっつけ!とか、もうなんか始終きゅんきゅんしております……

13話の「幼馴染みじゃなければ良かった」という言葉から、今後どのような展開を見せるか楽しみでなりません。作者様を応援しております♪(話が進み次第★も増やしておきますね~)

9/14
読了致しました。完結おめでとうございます!!素敵な物語をありがとうございますm(_ _)m

★★★ Excellent!!!


幼なじみ。その言葉は大切な絆。
いつまでも変わらない。
誰にも変えることはできない。
決して断ち切ることのできない、特別な鎖。

誰よりもお互いを大切におもう二人。
その二人を見つめる、それぞれの視線。
高校生の恋を丁寧に描いた、素敵な作品です。