大きな変化と小さな幸せ。

身に起こった変化はとてつもなく大きく奇怪であったにもかかわらず、社会はとしまさを受け入れた。
彼は普通の人間――ヤスデでない人間よりも、少しだけ幸せなのかもしれない。周囲の人間がそう思っていなくとも、『幸せ』の定義は人それぞれなのだから。

少しだけ心が温まった。

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