はじめに「ふむふむ」「へー」「なるほど」と頷きながら読みましょう。 次に「えー!」「何これ(笑)」「まじかー」となる準備をしましょう。 最後は、「カレーが食べたい」
インテリ風雑学パロディ、というのでしょうか。清水義範さんのような作品。嘘と真が入り混じって、何が本当やらどうやら、わからなくなってきます。短編小説なので、10分ぐらいで読了します。
筆者のカレー談義です。会話調でとてもよみやすく、カレーを通して、様々な歴史がわかります。僕の中で一番イメージに残ったのは、最初に持ち込まれたカレー粉はイギリス産という所ですね。イメージが先行していて、目から鱗でした!初めて日本人がカレーを食べた話や、カレーにまつわる話が盛りだくさんです!まさに華麗なるカレー話でした!次の話にも期待して、星3つ送らせて頂きます。
ついつい読み耽って、最後に「あれー!?」となりました。いわゆる、カレー学の一種ですな。ただし、絶対に鵜呑みにしてはいけない(笑)そんな阪木さんはカレー大好き人間です。
カレー雑学もの。カレーの歴史について会話劇でアレコレ掘り下げていく作品で、読みながら「へぇー」とか「ほー」とか言いながら楽しく勉強させてもらいました。……だがしかし、最後の最後で、そのオチですか!? いやまあ、普通に面白い内容でしたので不満はないです。これは是非、一度は読んでみるべき作品だと思います。オススメです。
そして・・・・・・いや、本当によくできたお話ですよ。
講義風景が目に浮かぶような会話劇です。「なるほど!」「うーん、そうだったんだ」「へーっ! これはためになるなあ」と大きく首肯しながら読み進めますと……メモまで取って、明日は会社で自慢げにウンチクを披露しようとしていた自分が情けない!と、涙目で宙をキッとにらみながらも引き込まれました。面白いです。メモは、いけ好かない上司にこっそりと渡して、取引先との宴会用で使ってもらいます。
ほうほう。へ〜!…むむむ?こんな感じで「カレー日本史」に迷い込んだ気分になりました。カレー的に味わい深く爽やかで、最後にぴりっと刺激もあって(笑)とても楽しめました!…ああ、無性にカレーが食べたい……(笑)
飲み物から文学へと進化し、やがて哲学を経て学問となり秀逸なオチへと進化した。 キャラの掛け合い、流暢な構成、一見すると日曜の朝こっぱやくにN○K でやってそうな物語でありながら…… うん、古典落語のような構成、お見事だした。
一見下らないことを大真面目に考えるっていいですよね。学問はそういうことの積み重ねっていう面も多分あると思いますし。ああ、素晴らしきかなカレー文化。……私も学問の徒であるゆえか、途中でオチの気配は薄々感じていましたが、あまりの読みやすさにそれすらも忘れ、やっぱりオチに色々と持って行かれました。
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