他の作品も興味あります!ヨロシクヨン♪
心の奥底で、「行くな行くな」と呼び止める声がする。振り払っても振り払っても、その声が追いかけて来る。その声って?まさか、あのジュリエットなの?異国の地での一瞬の幻覚。
おしゃれな雰囲気が漂う短編です。自己との対話のよう。彼は、本当は彼女自身なのでは?と考えてみたり。解釈は、多分人それぞれ。それも含めて、魅力的な作品です。
世界遺産が多く素敵な街のカフェ、美しいアーチ型ガラス天井のガッレリアを想像しながら、そこでの喉かなひと時・・・私もそんな時間が持てたらと思いました。心が落ちつく小説ですね。
イタリアを観光しているかのような心地よい風景の描写と本当にありそうな主人公とジュリエットの会話がさりげなくマッチしていてひき込まれます。味わい深いストーリーでした"buono"!
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