心の奥底で、「行くな行くな」と呼び止める声がする。振り払っても振り払っても、その声が追いかけて来る。その声って?まさか、あのジュリエットなの?異国の地での一瞬の幻覚。
愛に生きたジュリエットと夢を追うために愛を捨ててきた自分。 心の葛藤を二人の対話がうまく描いている。ほんの少し残っていた後悔もジュリエットとの会話で埋められていく。 夢を追う自分に自信を持つた…続きを読む
イタリアと言えば青い海、そして陽気で開放的な人柄、でも街角のカフェやレストランには人知れず迷い苦しみながら人の流れを眺めている人がいる遠く離れた異国から来た人なら必ずそしていつもその背中を見つ…続きを読む
しっとりとした小説ですね。イタリアの雰囲気がよく伝わってきます。ヴェローナには行ったことがないので、ぜひ行ってみたくなりました。
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