心の奥底で、「行くな行くな」と呼び止める声がする。振り払っても振り払っても、その声が追いかけて来る。その声って?まさか、あのジュリエットなの?異国の地での一瞬の幻覚。
情景描写が巧みで、行ったことがない海外の舞台の話に違和感なく誘い込まれます。メインとなる女性の葛藤をジュリエットとの対話形式で進めていくアイデアは抜群。心理描写の幅広さを味わえる作品です。夢を…続きを読む
おしゃれな雰囲気が漂う短編です。自己との対話のよう。彼は、本当は彼女自身なのでは?と考えてみたり。解釈は、多分人それぞれ。それも含めて、魅力的な作品です。
世界遺産が多く素敵な街のカフェ、美しいアーチ型ガラス天井のガッレリアを想像しながら、そこでの喉かなひと時・・・私もそんな時間が持てたらと思いました。心が落ちつく小説ですね。
いい話ですね。夢って1歩踏み出す勇気…でも踏み出したからといって叶うわけではない。だから、こんな時があっていい。
もっと見る