ジュリエットと過ごす休日

作者 RAY

85

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★★★ Excellent!!!

わずか三千文字強の物語ですが、行間から溢れだす見えない言葉を繋いでいけば、一冊の小説が出来上がるでしょう。

東洋の島国では味うことのできない、異国での体験。そこにいたるまでの主人公の葛藤。そして表題のジュリエットがどう絡んでくるのか。

小説は読み手が違えば、思い描くその世界おのずと異なります。
ポジティブに読むのか、ネガティブにひもといていくのか、それによって受け取り方も万華鏡をのぞくように変化します。
使われている素材は同じでも、見方によってまったく違う印象を抱きます。

でもどうあっても変わらないのは、好きな人と一緒にいたいという思い。それをあえて振り切ることは必要なのですか?
この物語は色々な角度から読んでください。きっと満足されることでしょう。

★★ Very Good!!

 愛に生きたジュリエットと夢を追うために愛を捨ててきた自分。
 心の葛藤を二人の対話がうまく描いている。ほんの少し残っていた後悔もジュリエットとの会話で埋められていく。
 夢を追う自分に自信を持つために。終わりきれてなかった思いに終止符を打ってあげるために。自分のために泣いてあげてね。

 異国の雰囲気がすごくよく表現されていて、ひとりぼっち感がうまくでていると思います。情景描写がホントにきれい。

★★★ Excellent!!!

イタリアと言えば青い海、そして陽気で開放的な人柄、
でも街角のカフェやレストランには人知れず迷い苦しみながら人の流れを眺めている人がいる
遠く離れた異国から来た人なら必ず
そしていつもその背中を見つめてる誰かもいる。
誰かの一声誰かの一押し・・・それで踏み出せる、元気が出る
それができる人間になれれば、、、

★★★ Excellent!!!

情景が綺麗ですね!
そして会話の中にある自分なりの愛情表現。と、言いますか、愛情の在り方ですかね。
理想的な愛情。相手を思いやり、どんなに遠くにいても心のどこかに確かに存在する。
強い人にしかできない愛情だと思いました。

ところどころに挟む外国語が、その世界観の雰囲気づくりに一役買っていて、引き込まれるような感覚でした。

でも実際に行った事はないのですが。
行った事のない世界へ連れていかれたような感覚。素敵な小説でした!

★★★ Excellent!!!

情景描写が巧みで、行ったことがない海外の舞台の話に違和感なく誘い込まれます。
メインとなる女性の葛藤をジュリエットとの対話形式で進めていくアイデアは抜群。
心理描写の幅広さを味わえる作品です。
夢を追うのか、愛を追うのか永遠のジレンマをテーマにした恋物語です。