フランスの町の風景が浮かんでくるようなとても洒落た雰囲気がする小説です
心の奥底で、「行くな行くな」と呼び止める声がする。振り払っても振り払っても、その声が追いかけて来る。その声って?まさか、あのジュリエットなの?異国の地での一瞬の幻覚。
情景描写が巧みで、行ったことがない海外の舞台の話に違和感なく誘い込まれます。メインとなる女性の葛藤をジュリエットとの対話形式で進めていくアイデアは抜群。心理描写の幅広さを味わえる作品です。夢を…続きを読む
しっとりとした小説ですね。イタリアの雰囲気がよく伝わってきます。ヴェローナには行ったことがないので、ぜひ行ってみたくなりました。
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