3300年前のエジプトにタイムスリップ!!

いわずと知れたツタンカーメン。
そして、ミイラを作る職人のカルブ。

ある日カルブのもとに
ツタンカーメンの遺体が運ばれ、
ミイラにすることを頼まれて……

という場面から始まる、
当時のエジプトの文化や情景が目に浮かぶような
ロマンあふれる壮大な物語で、
とても楽しい読書経験ができます。

さらに!

筆者の巧みな文章による一級品の読みやすさもあって
(カクヨムでトップクラスの筆力です)
スラスラとテンポよくページがめくれます。

自分を「つーたん」と呼べと言う王に
「イやだ」とカルブが即答するあたりの
ふたりの会話も、最高にリズミカル。

いいですよ、これ。

その他のおすすめレビュー

真野絡繰さんの他のおすすめレビュー225