これも一つの愛の形

猟奇的と表現するのが世間一般では正しいのでしょう。筆者様のタイトルでも銘打っておられますように。

確かに常軌を逸する趣向と愛情の片鱗を、読者に対して主人公のつばめ嬢は語ってくれました。

ただ、私には切なくて悲しくて仕方がなく、それ故に彼女が愛おしく映ります。
回りくどい表現を無くせば、"哀れ"に思えてしまったのです。
この感情は差別的である。
否定は出来ません。


彼女のその先に行き過ぎた言動があれば、もしくはあらずとも、それはいけない事だよ、と遠からず伝えられる事になるのでしょう。(法を犯すのは罪であるため)


しかしながら一つの真理として皆様に申し上げたいのは、
愛に決まった形はないという事です。


彼女が示すのも一つの愛の形です。

このように育った背景に、両親からの目に入れても痛くないほど愛があった。
それは物語の中ではつばめ嬢の主観でしか描かれておらず、読み進めていくうちに、非常識な両親である事が伺えます。
そうすると彼女の感じた両親からの愛は、
客観的事実としては本当にあったかどうかは、読者は想像するしかありません。
そう考えると、ちょっとミステリーチックですね。

さて、筆者様の数ある作品で描く、純真無垢な愛が世間一般の普通か否か、違いはあれども、真っ直ぐに生きてきた彼女に対して抱く感情は多種多様でしょう。

私は彼女の白さに胸が苦しくなりました。

貴方様はいかがでしょうか。

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