何のために花は咲くのか、誰がために花は咲くのかーー

優しくて温かい、珠玉の現代ファンタジー。
御伽術師という惹かれるワード、青春×和ファンタジーというキャッチフレーズに心くすぐられて読み始めれば、想像以上に読み応えある素敵な世界が待っていました。

いくらでも続けられそうな物語をこの分量で過不足なく綺麗に収めているのが凄い。
安易にバトルに行くのではなく、あくまで日常の中の少し不思議な物語として丁寧に描かれているのがとても合っていて、好感が持てます。
まさしく現代の御伽噺と呼ぶに相応しい。

第10話の心が洗われるようなシーンは必見です!

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