その情熱に、心震える、涙する。ボクシングを巡る感動のヒューマンドラマ!

最初に正直なところを申し上げますが、こういう作品のレビューは苦手です。
なぜって?
何を書いても取って付けたようで、安っぽい言葉になってしまうから。
率直に言えば、最後まで読んでメチャクチャ感動したし、ちょっと途中で泣きそうになりました。
……ほれ見ろ、なんてチープな感想だ!
しかし事実なんだからどうしようもありませんね。困った。

だから、この先の文章は無粋を承知で書き殴ることにします。
でも、もし作品情報ページのあらすじと、ここまでの文章を読んで、何がしかこの作品に興味が湧いたという貴方は、悪いことは言わないから、こんな駄文に付き合ってないで、さっさと本文を閲覧してくるのがオススメ。


あー、ええと。
それで、作品内容なんですが、ボクシングを題材にしたヒューマンドラマです。
もちろん、れっきとしたスポーツ小説で、格闘技に関する描写や説明も非常にしっかりしています。
けれどとにかく、ボクシングというひとつの競技を通じて、登場人物たちの多様な人生が描かれた物語としての色合いが強い作品だと感じました。

個人的には第三章の内容が特に心に響きました。
どのキャラクターも最高に「いいヤツ」なんですけど、特に進藤さんが好きなんですよね。彼に関連したシーンは、読んでて息が詰まりそうでした。
読後の余韻も素晴らしかったです。

……なんて取り留めもなく書きましたけど、ホント我ながら最後まで安っぽい感想だ!(苦笑)。

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