素敵なお話ですね。動物との死別は寂しく、大きな喪失感を伴います。しかし何故かそこには悲しいという思いは無く、むしろ爽やかさ、清々しささえ感じます。第8話にそれが集約されていると感じます。これは、動物との別れを経験した者にとっての、リアルな心象風景。因みに筆者は先日、大切な愛犬を亡くしたばかり。
途中まで、ドキュメンタリーかと思ってました。黒猫に紫の眼、しっぽに赤いリボン。かわいいに決まってる。ウチの猫のしっぽにリボンなど結ぼうものなら、顔面にシャーされるのに……羨ましいとか思って読んでしまった。猫萌えファンタジー。
最終話は蛇足かもと少し思ったけど、やっぱりハッピーエンドが良いですよね。途中、神主さんの優しさに潤んでしまいました(・・、)
ちょうど「たま」という愛猫を火事で亡くしたんで、懐かしい気持ちになりましたね。短編ですが起承転結、簡潔に完結しています。
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