第3話 神主、猫を自慢する
たまの尻尾には赤いリボンが結ばれている。
どうにも神社に置いてあった赤い紐が気に入ったみたいで、中々離れようとしなかったので代わりのリボンをつけた所気に入ってくれたようだ。
首輪の鈴をちりんと鳴らし、赤いりぼんを揺らす姿がまた愛くるしい。
近所のお爺ちゃんお婆ちゃんに撫でられて、ごろごろと鳴く姿もまた愛くるしい。
そんなたまと一緒に暮らす私の事を羨む声が沢山聞こえる。
「どうだ羨ましいだろう」
私はキメ顔でそう言った。
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