第5話 私なりに考える「読者選考」の意味ーお叱りを覚悟で♪
カクヨムのオープンと同時に開催されているコンテスト、
私も応募しています。
しかも、前編と後編それぞれに。
これは、後編がちょっぴり大人風味を入れる予定なのに対して、前編は全然そんな雰囲気とはかけ離れているという事情からです。
このお話を前後編に分けずに1つの小説としてR15 でアップしてしまうと、
本来の読者層(あくまで私が想定する、このお話が好きそう、面白そうと思って下さりそうな方々という意味)の目には止まらない、
あるいは かなりの期待外れになるだろう、と思い、
それはあんまりにも申し訳ないし、残念過ぎる、
と考えてのことでした。
それが吉と出るか凶と出るかは まだ分かりません。
いまだに後編はアクセスが少なくて、泣きそうですが、それでも 連載完結すれば 少しは読みに来てもらえるかも と ほのかな期待を抱きつつ 今日も書いています。
そして、 タイトルにこれがどう繋がるかと言うと、「読者」をどう捉えるか、 という自分なりの視点が いろいろとエッセイを読ませて頂く中で少し分かってきた気がしたからです。
カクヨムの運営に対する様々なご意見や要望、 苦情交じりの嘆き、 等々、
私も頷きながら読ませて頂くものがほとんどでした。
しかし、 一つだけ異なると感じたのは、 えっと お叱りを覚悟、とかタイトルにつけてるくせに、 実はえらくチキン心臓なんで、怖いんですけどね、
思い切って書きますが、
「カクヨム」は、 新しい才能を発掘し、 皆でその作品を楽しむための場所
と私は思っています。
で、その方法やら 楽しみ方は 人それぞれだろうとは思うけど、
少なくとも 角川資本が提供して「運営(営業)される場」であることは 変わらない、ということです。
つまり、この場もまた、 資本主義経済の仕組みの中の一つだということでは、と思うのです。
私たち利用者は 無料でこの場をもらっている。
好きなように、好きなときに書いて 読んで、楽しませてもらっている。
こんな恩恵を 無料で与えられるなんて、30年前、いえ20年前でさえ想像できなかった。
そして、なぜ 無料で利用できるのかと言えば、
角川資本にとって、この場所と この仕組みに利用価値があるからですよね。
いま、本当に本が売れない時代です。
一生懸命書いても、必死で編集会議をクリアしても、実際に書店に並んでも
売れない。電子書籍も頭打ち。
編集の皆さんも、出版業界の皆さんも、口を揃えて「苦境」と仰る。
そんな中で、カクヨムがオープンと同時に登録者が1万7千アカウント、作品が1万を超えるというのは、 とんでもなくすごいことだと思いました。
つまり、 いま若者も年寄りも本を読まないとか 活字離れとか言われてるけど、
実際には こんなにもユーザーはいるじゃないか!
てことですよ。
しかも、こんなにも書きたい人がいる!
無料のサイトということは、 書いたって無料ですよ、
なのに、 こんなに一生懸命 書く人が 1万人以上いるって、 すごいことだと
私はオープン時に 密かに 感動致しました。
何を言いたいかと言えば、
この場は 読み手、書き手、そして角川資本 その他 いろんな人に 素晴らしいものを提供してくれている、ということです。
そして、「カクヨム」という場の設定は まず先に 運営側が決めて、
そこに私たちが乗っかっている、という事実です。
その上で、こうして欲しい ああして欲しいと ユーザー側がいろんな要望を出して、 この場をより良いものにするのは大賛成です。
ですが、 過激な論調で攻め立てるのは、 ちょっと違うかなッと思いました。
いえ 決してその方々を責めたり貶したりするつもりはないので、ご勘弁を。
それはそれで その方々の方法であって、私の方法ではない、という意味です。
そして やっと本論ですが(すいません、前置きが長すぎですね、苦笑)
読者選考という第一次審査に異論が多いようですが、
私はそうは思いませんでした。
確かに、 ここまで拙小説のアクセスが少なく ランキング外だと、 これはもう絶対に 編集者の目に届く前に没(落選)だろうなあ、と覚悟しています。
ですが、 前述のように、ここが新たな才能の発掘の場所で、
その才能を「多くの読者に好まれる・読みたいと思わせる書き手」を発掘することだと定義すれば、 読者選考という方法は 納得が行くのです。
ウエブ小説の場合は、単純に内容が面白いとか読ませるという要素以外に
別のネット要素が書き手に必要とされる部分への違和感は 確かにあります。
例えば、 既にいろんな方もご指摘のように、
まずは目に留まるタイトルや キャッチコピーに過激な引き付け要素が必要とか、
投稿サイト以外のSNSで宣伝して、他のサイトからも読者を呼びこんで、とか。
それは確かに 初心者には 辛いし、だから私も「謎」なんてタイトルをここにつけたわけですけどね。
そして、 それがカクヨムで際立つのは、
そもそも、小説を書くという とても地味で緻密な作業を好む人々は、
ネットと言う、現在の「公衆の面前」で自分を晒す人々とは
真逆の存在だからかな、とも思うのです。
人知れず、 もくもくと 思いを言葉に載せて 綴っていくことが 好きな人
なのに、このカクヨムでいま その作品を読んでもらおうと思ったら、
目立つことをしないといけない
という とんでもない矛盾。
そこに やられてしまうのかもしれないですね。
けれでも、翻ってみると、
カクヨムの運営に当たって、コンテストの企画に当たって
読者に最も好まれて、「売れる」書き手&小説に陽の目を当てたいと思ったら、
やっぱり この方法しかないんじゃないかなあと思いました。
そして、 運営さんだって、 ちゃんと観てるとこ観てる、分かってるんじゃないかなあって、期待もあります。
ランキングを観ると、三文字だけなんて とんでもなくシニカルなのもありますが、まさかそれが大賞を取るとは みなさんだって思ってないでしょう?
(追記:10万文字以下なので もともと対象ではないですが)
だって、書籍化しても読みたい読者が居る=売れる作品ではないと分かってますもの。
「売れる」「読まれる」「好まれる」が無ければ、
大賞に値しないし、そもそも 読者選考を通らない、ていう大原則が
コンテストの基本にあるのは やっぱり 私は納得です。
ああ、 こんなこと書いて、炎上したらどうしよう~(-_-;)
そしたら、速攻で消して 隠れます~♪
拙小説の主人公 瞳子ちゃんと同じく、思ったことを隠せない、
正直に馬鹿がつく 私でしたm(__)m
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