《借金王》物語　救国の聖女と円卓の王

借金を抱えて行き倒れた男が森の中で少女に出会う。
そのとき、二つの王国の歴史の歯車は回り始めた……

百年戦争でフランスを勝利に導いた救国の聖女ジャンヌ・ダルクの物語に、アーサー王伝説を組み合わせました。１５世紀のイングランドとフランスを舞台にしていますが、ファンタジーでおなじみの怪物や魔法や剣技が出てきます。

第一章〜第四章までは百年戦争末期のフランスが舞台。
ジャンヌ・ダルクが劣勢だったフランス王国軍を率いて
イングランド王国との戦いに勝利し、
王太子をランスで戴冠させるまでを描いています。

第五章から舞台はイングランドに移り、ジャンヌ・ダルクが歴史から姿を消したあとの物語が始まります。黒死病の影に覆われたイングランド王国を救うべく、一行は冒険を続けます。