銀腕令嬢（レディ・オブ・シルバーアーム）

ある日、日本屈指の超セレブ高校「姫百合学園」に通う菱三河財閥の令嬢
「菱三河菫（ヒシミカワ・スミレ）」の生活は暗転した。
所有する別荘へ向かう途中の凄惨な交通事故により、
最愛の母親と左腕を無くしたのだ。

そんな彼女は偶然、父の財閥が後援する
技術博覧会「メーカーズ・東京」で、
手作りの義手を展示していた引きこもりのオタク少年と出会う。

父が持てる財力を注ぎ込み作らせた特注の義手を付けた彼女を、
少年は気の毒そうに見た後、言った。

「もし良かったら・・・僕が作った義手を試してみないか？」