ノスタルジック・ファンタジー

舞台はひどく幻想的な街。
雨は空に向かって降るし、猫は喋るし、主人公はなんだか死神のような出で立ちをしている。
その中で粛々とつづられる日記は、でも、とても日常的で…誰かが隣に引っ越してきたり、仕事に行ったり、一見何の変哲もないのだけれど、そこからは確固たるその街の暮らしの風景が浮かび上がってくる。
静かで穏やかで、こんな暮らしに憧れる。
この作品と出会えてよかった、そう思います。

その他のおすすめレビュー

紫水街(旧:水尾)さんの他のおすすめレビュー43