概要
神代の宿命を背負った3人の、桜を待つわずかな刻の物語。
新学期を控えた田舎町の春休み。
ある日、不思議な少年が、ちょっと頼りない父親と引っ越してきた。
山の神を迎える神楽はもうすぐ。
いきなり祝詞を挙げさせられる羽目になった少年は、どうしても口にできない言葉があった。
相方にさせられたのは、ちょっと自意識過剰な少女。
怒ったり宥めたりすかしたり、ちょっとムキになって少年の面倒を見る。
そこへ割って入るのは、地元でくすぶる屈折した少年。
くちずさむのは、妖しい呪文。
「ほのたつや、ほのたつや、ひと・ふた・み・よ、ほむらたつ……」
春の嵐が、雷鳴と共にやってくる……。
(『小説家になろう』様との重複投稿です)
http://ncode.syosetu.com/n2224dd/
ある日、不思議な少年が、ちょっと頼りない父親と引っ越してきた。
山の神を迎える神楽はもうすぐ。
いきなり祝詞を挙げさせられる羽目になった少年は、どうしても口にできない言葉があった。
相方にさせられたのは、ちょっと自意識過剰な少女。
怒ったり宥めたりすかしたり、ちょっとムキになって少年の面倒を見る。
そこへ割って入るのは、地元でくすぶる屈折した少年。
くちずさむのは、妖しい呪文。
「ほのたつや、ほのたつや、ひと・ふた・み・よ、ほむらたつ……」
春の嵐が、雷鳴と共にやってくる……。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!特別なる力を持った者の、特別ではない物語
とある事情によって各地を転々とする和洋。何番目かに訪れた町で、脈々と受け継がれてきた『神楽』を安請け合いしてしまう。
『事情』によって祝詞を詠み上げることのできない和洋。
そんな彼にキツイ態度を取る理子。
そして何かを企んでいるかのような、捻くれた豹真。
そんな三人の若者が主軸の青春物語かな……と思いきや、まさか異能バトル物としての一面が出てくるとは驚きでした。
長くはない文量と比例して、三人の交流は短い期間のものでした。
しかしその中で交わした言葉、感情、能力はとても濃い物語だったと思います。
手紙という形式で語られるストーリーは、能力者達の特異な生活の一片に見えて、その実、どこにでも存…続きを読む