外並由歌

※当作品は2020年11月22日開催の文学フリマにて発行されたホラー小説アンソロジー「一白界談」収録作品です。

ゆたさん主催の企画【二人の世界】に参加します！ 募集期間には間に合わないと思うんですが全部新作で書きたいな〜〜などと供述しています。

目の前で彼女に死なれた男×その彼女の旦那だった男のボーイズ修羅場です。暴力がそこそこ酷いようなのですが、ハッピーエンドになります。 下記は書籍ページです。 https://ka…

@yoasa_sosakuさんのワードパレット、途中からでもまとめるか……とおもったのでまとめます。既存のやつはそのままにしておきます。

俺は、首都東京に創られた特区イーストセントラルトウキョウへ観光に行くことにした。友人の坂崎が旅行に行って以来、気に入って住み着いた街だ。 そこはオーバーツーリストや人口集中を緩和…

　どうやら世界から猫が消えたらしい。 　窓の外では月が血の涙を流して、足下には死体がある。 　空白の部屋で出会った、何も知らない二人。 　どうせなら、本当に何も知らないままでよか…

自主企画「偽教授雨天杯」のために書きました。複数投稿すみません。縛りがあって書くの楽しいです。でも条件満たしてなかったらすみません。チキンです。

みんなでSS持ち寄る会 Advent Calendar 2023（https://adventar.org/calendars/8942）の参加作品です。サンタクロースを目撃した…

シュトーレンの最初のひときれです。

meeさんのアドカレ、2023/12/02・05・07へ寄せて。 なぜか連載になってしまいました。3日間お付き合いくださいませ。

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

俺が七不思議を知らなかったせいで、母さんはかわってしまった。 家族の誰もが、その話を信じてくれない。 一白界談掲載作品　十二話。

【カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞しました。書籍3巻、コミックス3巻発売中。 ※番外編が領怪神犯 拾異として2025年5月23日刊行されます…

これは、後始末の物語。 喋る黒猫。盲目の天才少女。見守っていた優しい瞳。辿り着いた思い出の丘で、桜の木の下に埋まっていたものとは？ 十年後しに紐解かれる、歪んだ愛のエピローグ。

KAC20235お題：筋肉　参加作品 KAC20231お題：本屋からほんのり続いてます。 間君は同僚の勧めで今度はお寺にお祓いに行くことになったようです。色々祓えるでしょうか。

無頼の生活に明け暮れた太宰自身の苦悩を描く内的自叙伝。自己の生涯を極限までに作品に昇華させた太宰文学の代表作。角川文庫『人間失格』所収。 （※キャッチコピーは本文抜粋）

角川文庫『走れメロス』所収。 （※キャッチコピーは本文抜粋）

安楽死の問題を扱った森鷗外の代表作。角川文庫『山椒大夫・高瀬舟・阿部一族』所収。

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き－－。角川文庫『檸檬』所収。 （※キャッチコピーは本文抜粋）

ごんぎつねは、いつもいたずらばかりの嫌われもの。兵十の釣りをジャマしてみた次の日、村の様子がいつもとちがっていて…。角川つばさ文庫『 ごんぎつね・てぶくろを買いに』所収。児童書…

中国古典を題材にとり、人食い虎に変身する苦悩を描く、中島敦の代表作。角川文庫『李陵・山月記』所収。 （※キャッチコピーは名作キャッチコピーキャンペーン受賞作から）

妹の婚礼を終えると、メロスはシラクスめざして走りに走った。約束の日没までに暴虐の王の下に戻られねば、身代りの親友が殺される。メロスよ走れ！　角川文庫『走れメロス』所収。 （※キ…

ぶちぶちぶち。ごつん、ごりごりごり。 切断って難しいなあ。 ５分で読めるショートショート。 今回初ホラーです。 今までのものと全然違うので、ご注意くださいませ。 KAC20235…

KAC20235『筋肉』参加作。 以前、近況ノートに書いた内容と重なります。

全てをバレエに捧げた人の物語。 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 第5回お題「筋肉」

漁に出たまま不在がちの父と病がちな母を持つジョバンニは、暮らしを支えるため、学校が終わると働きに出ていた。そんな彼にカムパネルラだけが優しかった。ある夜二人は、銀河鉄道に乗り幻想…

小さな本屋を営む松田は、目黒という少年に出会う。 目黒は、『本を食べる』呪いをかけられていた。

寝言に応えてはいけない。 夢と現の境が崩れるから。 田中君には夢があった。クラスメイトの宮内さんと恋人同士になること。 その為に、田中君の仕掛けた大がかりな野望とは。

文通相手のまりんちゃん。私は彼女のことを何も知りません。それでも大好きでした。 一白界談掲載作品　十六話

《幼き魔術士見習いストアと、魔術分析士キス・ディオール。成長を描くハイファンタジー。》 ストア：幼き魔術士見習い。工房で術式を学ぶ。物語開始時、赤の本を習う。 キス・ディオー…

バス内で恋人同士になった乗客だけが三ツ星高級旅館に破格の値段で宿泊できるバスツアーがあるらしい。同僚の代わりに、焼肉を奢ってもらう約束で参加することになった鈴原。彼には恋人を作る…

2020年12月にTwitterでバズった「これはフィクションです」というフェイクホラー作品。その発表から半年後、その作者が失踪した。 本稿は「これはフィクションです」に関する情…

平成の天皇誕生日に生まれた私たちは、文通によって友人になった。 平成も終わりに近づいた頃、彼女は手紙を寄越した。 「令和ってなに？」と。 これは私たちに訪れた、すこしふしぎな物語…

「果てに行こうと思います」 ある冬の朝、彼女は世界と決別することに決めた。 ヒトの心の声が聞こえてしまう少女は、＜果て＞に住まうと言い伝えられるモノノケを探す旅に出る。

誰かの信仰が打ち破られるところは見たくなかったけど、叶ってしまうところなんてもっと見たくなかった、騒がしいのが好きな少年の話を書きました。 2021年のアドベントカレンダー掲載作

「玉手箱ってさ、復讐の手段だったって話があるのね」 君の言葉から、僕らの余談は始まった。 玉手箱から始まり、パンドラの箱を経由して、箱をめぐって紆余曲折。 本当は二人とも分かっ…

meeさんの「【創作小説】みなさんのSSをください Advent Calendar 2020」の参加作品です。 2つでひとつのお話なので、「たとえ雪国と呼ばれても」からお読みくだ…

『20分後に起こして』と声をかけたときに『タイマーを設定しました』じゃなくて『おやすみなさい』と言ってほしかった。つまるところ、わたしがアンドロイドを開発したのはそれが理由だった。

卵を大切に温めるみたいに、銀食器を丁寧に磨くみたいに、毎朝おれはおれの劣等感を育てている。 *マルム学院シリーズ：尾崎末久楽さんと一緒に考えた世界観のお話です。

霊を視て祓える二階と、霊がまったく見えない藤田。 なんでも屋に勤める二人が霊を祓ったり祓わなかったりするお話です。 ホラーミステリバディもの。 第一話：心霊案件限定でコンビを組…

改札で誰かとぶつかった。 緊張のプレゼンを前にパニックを起こしそうになっていた僕は、『庇護の天井』によって年代を失った世界に誘われた。

さる城の最奥の間。幾多の屍を乗り越え訪れる勇者を、魔王は嬉々として待ち侘びる。親を殺し友を屠り、死地を共にした伴侶の命を奪い、勇者を取り巻く愛の全てを断ち切った魔王は、この世界で…

親であり兄弟であり友人でもあった男を、わたしはカラスと呼んでいた。18歳の少女の仄暗い恋の話。

ここは相互監視によって秩序が保たれる世界。「ノケモノ会議」のルールの中で人々は生きている。南天カナコもその一人だった。しかし、彼女の生活はライオンの尻尾が生えた男の子、柊レオの登…

「わたしのことを食べて下さい」 　魔王が助けた――、いや、正確には食べる為に奪った筈の盲の少女は、眼前で堂々とそう告げた。 　被食者と捕食者の間に芽生えた奇妙な関係は、やがて魔…

王都から遠く、平原区の端にたたずむ職人の谷。 そこに住まう鍛冶屋の息子、アメヌイは、父の意向により石工の弟子となる。 彼は鍛冶職人になりたかった。 人から奇異の目で見られること…