澄羽編を拝読いたしました!卒論のためフィールドワークで山間の村を訪れた大学生。そこで出会った白い布を抱える澄羽という少女との触れあい。じっとりとした山間の夏を感じさせる文体は、澄羽と過ごす短い時間の息遣いが聞こえてくるようでした。読後感はどこか寂しく、夢を見ていたかのような幻想的な話で、この後主人公が何を思うのかがとても気になります。さらりとしつつも少し怖さも感じられる綺麗な文章で、見応えがありました!