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2月12日
ハッピーユアバース
完結としました。 その後書いた話はコレクションでまとめた別のタイトルで掲載予定です。 編集画面開くこともなくなっちゃうだろうしと思っていくつか自主企画に参加させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
2023年11月15日
父の日とかいつだか知らない
ちょっと順番戻って逢坂家の話です https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330666937048953 最近ちょっと問題になったりした団体の名称などが出てきてしまっているんですが、はぴばの、特に逢坂は平成の高校生の資料的な部分もあるなと思っているのでそのまま再掲します。個人的にもあそこで明るみに出た問題は全く許せないんですが、それはそうとして私たちの青春にいつも寄り添っていたこと自体は変わらないし、所属するアイドルたちがファンに愛されていたことは肯定的な事実であるはずだから…。何もかも消してしまって否定するのは悲しすぎる。 とかいいつつ私はあんまり人気のアイドルとかには興味がなかったんですけれども。なぜ彼らがあんなにも人々を惹きつけるのかは大人になってから知りました。たぶん人生を救われてきた人たちだっているだろう、とも思います。美莎もきっとその一人でした。 話は変わって、逢坂ふたりはイベント担当みたいなところがあったのですが私にとって「父の日」って結構鬼門で、だからそれに関連する話を書けたことをずっと誇らしく思っています。父がショートカットの女性が好きだったのでずるずると切れずにいた髪を切った日のことと同じくらい。 生い立ち上、幸福な、あるいは平穏な家庭の父親というものがいったいどんな生き物なのかわからなくて。こういった自分の欠損を、ファンタジーで埋めながら一つずつ手繰り寄せて少しずつバイアスを正していこうというのが個人的な人生の目標の一つなので、成果として残っているものがあると勇気が湧きます。ハッピーユアバースにはそういった私自身の生きる上での試行錯誤が結構記録のように滲んでいて、キャッチコピーの「いま生まれたあなたに贈る」はそうして肯定してきた自分や、同じように肯定された彼らや読者の皆さんのためのものでした。だからどんなに稚拙でも、何年経っても大事です。 読んでくださってる方たちは本当にありがとうございます。 この記事に書いたことはあんまり残しておきたくない、嫌な思い出を想起してしまうことも含まれてしまってるのでそのうち消すかもしれませんが、書いたことはほんとうなので、そのときはどうか憶えていてくださると嬉しいです。
2023年11月11日
金環探し・了
最終話です https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330666701978718 榊は趣味の悪い虐め方をするし、大久保は自分に対して敵意がないならなんでも許せちゃうところが今思うと危ないなあと思います。 せんあいシリーズ(榊と大久保の話)は全然正しいことなんかないんですけど、愚かに間違いながら愛についてを考えたり大事にしたりする物語でした。書いている当時私自身がそのことを強く意識できてなかったので、伝わりにくいような気もします。今の私がそれに気づいて、これを良しとするのはちょっとあれだな…と思うということは彼らが(というか大久保が)それにちゃんと気づくのも二十代後半とかなんだろうな。カゴシリーズとともに一番そばで一緒に成長してきてくれたキャラクターたちなので、書いてないだけで大学生編、院生・新社会人編、社会人編…と話はいくつかあるにはある…。 書き出そうとして上手く書けなかったのは、いつも彼らがどういう進路をとったのかいまいちわからなかったから、です。榊とか数学に進んだのか化学に進んだのか物理に進んだのかよくわかんないし、大久保は一応大学卒業後はちょっといいホテルに正社で入ってフロントなどなどをやっているんですけど、やったことない仕事とかってやっぱ想像になっちゃって書くの難しい。 経験したことか、経験し得ないことしか書けないな…。せめてもっといろんな本を読まないとだめですね。また本格的にこの子達を書こうと思ったら頑張ります。来世に持ち越しそうな言い方だな。
2023年11月5日
金環探し
お久しぶりです。ハッピーユアバースの再掲を再開しました。 https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330666411903665 何年たってもどうしても「もうちょっとなんとかなるのでは」と思っていた箇所があって修正予定だったんですが、億劫で今日までさぼってました。 ここまでのお話にハートつけてくださった方ありがとうございます。ともに成長してきたなと思う作品群の一つなので、見守ってくださる方がいるとかつての私も報われます。 計四回更新後、余談をいくつか出したらこの物語は一度区切りになります。思いついた時に日常の様相に短い話を加えたいなとずーーーっと思ってるんですが、これも見込みが薄いので……クリスマス会書く話とかしてましたねそういえば。書いてほしい……読みたいから……。
2023年9月4日
日記
カゴシリーズについて、かなり昔から書いてる話はほかの記事でもお話ししたかもしれませんが、そういうわけなので新しい話を書いている最中にちょっとなにか思いついて虫の生態を調べたりすると「これ…矛盾が…はわ…」みたいなことがままあります。この十数年間の間に新しく発見されたことだったり、そもそも時代的に発信が増えたので昔は検索してもわからなかったようなことがわかったり。 そういうわけで今回はカゴシリーズと虫の話です。 自分で青虫を育てるなり蟻のコロニーを育てるなりしてればそんなことにはならないだろ、というやつもあるんですが、残念ながらそういう挑戦にはほとんど至らなかったんですよね…。それなりに育てていたのはタバコガの幼虫くらいです。モンシロチョウもアオスジアゲハも飼育してみたいし、アサギマダラもかなり実物を見たいんですが見たことはなく…。蟻育てるのはめちゃめちゃ興味あるけどかなり大変そうな気がするのでとっても余裕ができれば…くらいの夢。夢だなあずっと。 今日知ったのはチョウの蛹化についてで、写真とかだと「蛹化しました」というコメントが添えられているのみで経過まで事細かに説明されているものではないので、てっきり繭化みたいなかたちで行われるんだと思ってたんですよね。前蛹から脱皮したら蛹っていう流れを全く知らず…全く知らずにユメを書いてるので…はい。 それでもなんていうか、ポエム調なのが幸いしてというか、修正するのもそれはそれで無粋なような気がする…勇はそんなこととっくに知ってて最早常識のはずだし、それでもなお切菜が糸を張って前蛹になり、脱皮して蛹化するまでを「寝床を整えるように」と表現し、「どうしてアゲハヒメバチは宿主に繭を編ませるのだろう」という言葉で苦悩をあらわしたなら私の知らなかった彼の感情のゆらぎがそこにあったのではないか…みたいな、そういうことを考えるのがすきなんですよね。「見ていてね」と言われてから「黒点を伴った蛹」が「返事をしなかった」そのときまで、勇はずっと切菜のことをみつめつづけていたのかな…とか。そうするとどちらかといえばその長い時間や複雑な苦悩がそれとわかる形に修正したいと思う。私のイメージ通りの時間経過やシーン構成だけが物語のすべてではないと思っているので…。 それはそれとして誤った知識を植えつけそうではあるのではっきりとわかるように「実際は繭を編んでいるわけではない」と示す機会があればな、と思うのと、かつて一度書いて公開したものを修正するのはよくないと思っていたころの抵抗感がまだ残っているので、こういうときに補足文とか追録とか、外気に収録するような話を新たに書いたりします。今回もその手法で行くと思います。 あと、さらにそれはそれとして…失敗は失敗なのでもっとちゃんと調べよう!と思いますね(泣) どうして書いてるときって頭の中のイメージがそこそこのリアリティ持ってるんですかね…もっと「ここなんかすげえぼんやりしてるな〜!」ってわかりやすかったら不思議に思って調べるに違いないのに、なんだろう、私って自分が思ってるよりも自分のことを信頼しているのか? 無駄によくわかんないことをスルーするスキルが高い気もする。だって前蛹ってつまりどういう状態なんだろうな、という疑問になりきらないもやもやはずっとあったのにな…。すぐ忘れるから…。 設定もキャラクターも詰めておかないと、作者はいくらでも帳尻合わせできるからいいけど痛い目見るのはキャラクターたちなんですよね。というのをカゴシリーズでは昔からずっと感じています。一番皺寄せがいってるのが勇と切菜なので、カゴとオリはまだエンタメライト悲劇なんですけどユメだけちょっとマジ寄りなんですよ。今日さらにマジに寄っちゃった。おれがふがいないせいで………。 今この記事を読み返しながら「繭化のことも勘違いしてないだろうか?一回ちゃんと見とくべきでは?」と思っているところです。YouTubeで検索してきます。便利だなYouTube…。
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2023年7月9日
クリスマスメアリー
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330660079194551 これを再掲するたびに「クリスマス会の話書きたい〜!」って思うんですけど、なんかわたし行事ごとそれ自体の話みたいなのって書かないんですよね…。でもクリスマス会の話は書きたい。いつか…。 そういうわけでクリスマス会本編はありませんが前日譚です。次に公開するのはその後の話です。もうどうなってるの? ちょっと書きたくなるようにここで想像でも膨らませますか? とりあえず榊・大久保・十嘉・美莎・東は参加で、東と十嘉のグループ主催なら仲川と堀詰も参加です。 カトウとユーカリは気まずいので誘われていないそうなんですが書くんならちらっと出てきて欲しい。会には参加せずとも…。 清水ななのちゃんも誘われなさそうです。東がたまたま出会ってたまたま誘うことはあるかもしれないけど、さらにたまたま清水の気が向かないと行こうかどうか考えてくれない上、当日気が向くか向かないかみたいなところも……。もし参加するなら、ひなっちが来ないと思っていてかつ何か興味を引くものがある場合ってかんじですかね。あ、逆にユーカリが来るって言ったら来るかも。どうします? 誘いますか? こころちゃんは来ます! 彼女は学校の人たちが楽しそうにしているのを眺めるのが好きなので誘われれば来るし、たぶん誘われてます。 ひなっちも誘われてれば来るタイプなのでもし清水もひなっちも参加ならここはちょっと距離を縮めてあげたいですね…。 ひなっちと安堵は同じ部活ですが安堵は二年生なので呼ばれないですね…。安堵は高乃と姉たちとクリスマスするんですけど、買い出しのときとかに大久保と出会って欲しいな。買い出しの時ってそれまた前日譚じゃないの? 岸は来ると思うけど淳也くんは「この時期にクリスマス会とかばかじゃないの?」ってマジで思う人なので難しいかも。遊びたい気持ちはあるけど志望校のランクが高いから誘ったら申し訳ないな…。でも岸のはたらきかけによってはなんかいろいろどうでもよくなって「しょうがないなぁ〜! 落ちたら責任取ってよね…」ってまたややこしい言い回しをしたりしつつ参加してくれます。個人的にはいてほしいんだけどなあ、淳也くん。 東の発案なら東のいる3組の参加率は高そう。「転校生」のときのような、なんか自然と周囲のひとを繋ぐタイプの人間なので…そうすると(話に全く書いたことはないんですが)絵里ちゃんは参加してそうだし、彼女と仲のいい麻美ちゃんはいるだろうな。二年生のとき大久保はこの二人と一緒にいることが多かったのでここから誘われたのかもしれない。 この…麻美ちゃんの同中の三嶋栞ちゃんて誰ですか?(過去に作った資料を見ながら考えてます)「女子」としか書かれてない堺さんと諸富さんて人も中々ですが…。 あ、美莎と仲のいい古森さんと四枚田さんは美莎が誘うから来ますね。……えっ、この「淳くんと同じ波長の男子」って何? まあ多分三年次に淳也くんと仲良くしてくれてる子だと思うんですが……。 クラスの性格的に1組と3組は集まりが良さそうだけど4組5組はちょっと少ないかもな…。いや、5組に十嘉も堀詰もいるからわりといるのかな。2組はなんかわかんないです。ちょっとマイペースそうなクラス。 あ、養護教諭が話してた「木場くん」は来ます。ちょっとチャラチャラした子なので。木場くんと田島さんの話、書くか〜。痴情のもつれみたいな話なのであんま書く気しなかったんですけど。 「合唱部の二人」は山路さんと渡合さんて人なんですが、ここはどうかなあ。渡合さんが来なさそう。山路さんは誘ったら来そうなんだけどな、どうかな。 そこそこ人数集まっちゃいそうなんですけどどこでやる気なんですかね? あ、でも二教室使ってたような記憶もあるのでなんかそういうふうにしたのかもね。 ここまできてようやく思い至りましたが、恋人がいる人たちとかは参加しないのでは? 26日ならクリスマス当日じゃないからそうでもないかな。お家のご予定で講座終了と共に祖父母の家に帰る人とかは無理かも。榊くん大丈夫ですか? 全然帰りたくないからいっか。27日に連行されるんでしょう。 すげえ長い記事になっちゃった。終わります。クリスマスの話書けるといいな…。
2023年7月6日
スカイワゴン
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330659915406747 なんか悩んだ末にやっぱり榊と大久保パートの余談にスカイワゴンを差し込みました。中学三年の夏の話です。 大久保は弟の世話をしたり家事をしたりしつつもありとあらゆる友人と予定を組んで遊んでもいるはずなので、なんか仕組みがわかりません。曜日とかで当番決まってんのかな。 かなりマルチタスク得意な子です。人の顔も名前もすげえ覚えるし会話もすげえ覚えてる。学力も顔もふつうで、性格も温厚、かつ目立ちたがらないのでみんな「めちゃくちゃいい子〜」とは思ってるけどそういう突出した才能のことを知っている人はかなり少ないと思う。父と母と榊だけというレベル。本人も特殊なことだとあんまり理解してません。 人の顔も名前も会話もすげえ覚えてる代わりに自分が言ったことの記憶は不要になったらすぐ忘れてる印象。あと物語とかの記憶もすぐどっか行っちゃう。どっか行くと言うか全然興味を持てない。オタクの友人も生涯でたくさんできますが、その友人たちの推しキャラと推しカプの話がギリわかる程度でしか覚えてないです。 このへんの話をいつか榊にさせたいなと思いながら十年くらい経ってしまったので死ぬ前に書き残しておきます。死ぬのか?(死にません)
2023年7月4日
転校生
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330659826766478 東の一年生の時の話 転校先が巴台と見せかけて東京行った後も転々と住む場所変わって最終的に日和高近くに戻ってきてます。日和に戻らなかったのはなんか引っ越してる間に偏差値が上がったとかじゃないすかね。わからん。 B紙(=模造紙)とか放課(=休み時間)って愛知の方言なんですが、わざと取り入れてます。というわけでこの物語の舞台は愛知です。私も愛知出身です。 「〜しよまい(=〜しようよ)」という言い方があるんですけど、この間その辺車で走ってたら「よってこ米(まい)」って名前のおにぎりカフェ(←?)があって地元〜!!ってかんじがしました。実際に「〜まい」って言う人は私の知る限りでは滅多にいません。 高知で過ごしていた時期もあるんですが、「0次会」と「乾杯の練習」が全国規模で言われてるやつじゃないのを最近知りました。乾杯の練習の練習とか言ってることもありました。お酒は美味しいですね。
2023年6月9日
子の策、爪先の甘味
ハッピーユアバースをちまちま再開していきます。 https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330658569910812 ねのさく、つまさきのかんみ。山田淳也くんと岸文昭くんはもっと書きたいなと思いつつ結局これしか書けていない。榊は二年次、基本的に彼らとつるんでいました。 彼は基本他人に全く興味がないのでたとえば「陰踏み」で出てきたバドミントン部のクラスメイトのことは名前も顔もこの時点では結構忘れてるし今後記憶から消滅すると思うんですけど、淳くんと文くんのことは大人になっても友人としてちゃんと覚えてます。淳也は榊のことほんとの友人だとは思ってないけどね。 セクシャリティを弄るような表現が出てきますが現実のままならない現象のひとつとしてありのまま挙げているだけでそれをよしとしているわけではありません。淳くんのそのへんの周りの話も書きたいと思っていた形跡が書きかけ雑多ファイルに残ってるんですが、いつか書いてくれるかな。
2023年5月31日
六話「終の開花」〜十話「雨告げる」
予約投稿設定を忘れており、最後の最後に予定通りの公開ができませんでしたが第三部が終了しました。また随時追録を更新していきます。 近況ノートも結局なかなか書きにくることができませんでしたね…。 ざっと6〜9話を振り返ってみたいと思います。 六話「終の開花」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330652547943895 切菜が寄生されていることが発覚する回でした。 PVが付いてないのをいいことに後からセルフレイティング対策をしましたが、もしノーガードでご覧になった方がいたらすみません…。 シリアスな回なのに冒頭で七花たちが朝ごはんに困ったりしていて書いていてもなんだか和んじゃった思い出があります。 なかなか難産で、勇のパートを別の回として書いていたのを後半削って切って貼って…みたいなことをしていた記憶もあります。そもそも勇と切菜の行動を導き出すのがむずかしく、ユメ中からそれぞれの感情のわかるシーンを読み返して整理していました。 七話「結びに燈る」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330655013690242 切菜消滅回です。これもかなり大変だった記憶。 走馬灯の中で「勇がお掃除するのを見るのが楽しかった」みたいな思い出話を始めようとするから「わかった、その話は追録でやろうね!」と軌道修正していったりとか。笑 わかれのシーンも、何を描いて何を描かないか、の取捨選択に苦労した気がします。でもお陰で私もふたりも納得のいく結末になったと思います。 八話「蝶の跡」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330655359173614 七花と勇の兄弟トーク回です。長夏を通してこの距離感で言葉を交わせるようになったな、というのに気づいて感慨深くなりながら書きました。 第一部の1-1、二部の「残り香」、そして今回の話とで勇が洗い物をしているんですけど、彼らにとってそういう真面目なことを考えたり言葉を交わしたりするタイミングなんでしょうかね。水の流れる音、汚れたものを綺麗にしていくこと、食事を終えた後のものさびしさは確かに感情を整理したくなる時間かもしれません。 追録「ゆりかごの声」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16816700426852178606 切菜と勇は納得して終われたかもしれませんが夏羅が一番しんどいところにいたのを追録で追っていく回です。まずはむかしの記憶から。 切菜と夏羅って過去の出来事的にはもっと関係が悪くてもいいはずなんですが、互いに親しい愛情を抱いているので家族的な関係だというのが私にとっても愛しいです。 「sinfonia」などでもさりげなく出てくる「優雅」という人がまたさりげなく出て喋ってもいますが、本編にはあんまり関係がないのであえて文中でしっかり解説したことがない気がします。カゴシリーズは籠の中の物語なので、その外にいる人たちは基本無視なんですよね。それを描くのが「外気に触れてもあなたが息をしている世界」ですが、優雅に関しては外気(=現実)にもいないので語り損なっています。また別シリーズでちゃんと出す予定なので気になってくださる方にはそちらでお披露目できたらいいな。 九話「春翳はく円卓」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330655352648812 本人も言ってるんですけど、夏羅は捕食者だったわりに切菜や果楽の死に一番怯えていて、ここまでの話でもそういう片鱗を見せ続けていました。やさしい子に育ったのかなあと思います。それなのにエゴで切菜の死を早めたので苦しんでいるんですが、切菜の死を先延ばしにしたいのも結局エゴで、それでいうと介錯があったぶん夏羅の選択は切菜のためになったはずです。まあ、だからといって苦しいものですよね。自責の念は案外論理的にはほどけない。 タイトルは「春翳(はるぐもり)はく(=吐く/掃く)円卓」で、二部の「秋虚(あきぞら)すくう(=掬う/救う)小径(こみち)」と合わせました。夏羅と果楽の距離もかつてと比べると随分縮まったと思います。昔…これは十年以上前の構想なのでガチ昔ですが、当時思い描いていたように書いてあげることができたなと感じるので嬉しいです。喜んでいるのは私と果楽だけで、夏羅はこんな思いをするくらいなら嫌いなままでいたかったかもしれません。 十話「雨告げる」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330655836825831 果楽との別れも人知れず近づいていました。 切菜との別れをかなり話数割いて描いたので物語的にすごく急に感じるんじゃないかという点が不安なのですが、切菜にくらべて果楽は覚悟も思想も何もかも固まってしまっているので、あの様子でなんか急にいなくなったりするところはありますね。だから八話と九話でかすかに仄めかしが入るだけよかったかもしれません。 とはいえ、読者に「急だな」と感じさせるのは技量がたりない証拠かなと思うので…。今後の課題とします。 果楽が七花に遺していった祈りが呪いっぽいところがあるのが結構気に入っています。カゴシリーズの「愛」は常にいびつなんですけど、だから彼らは互いに共感し、想い合えるような気がしています。それが読んでくれている皆様の居場所にもなってくれたらいいな、とも。 ここまでの更新にお付き合いくださった方(fanboxの方で反応つけてくださった方ふくめ)、本当にありがとうございました。 次章(第四部)で「長夏」は完結予定です。書き終えたら公開しにきます。
2023年5月13日
「終の開花」閲覧注意表現につきまして
カクヨムで掲載するにあたってどうするか悩んだのですが、セルフレイティング「残酷描写あり」をつけ、タイトル横に※マークを入れて合図するかたちとさせていただきました。 具体的に含まれる要素について記載します。本編ネタバレになりますが、心の準備をしたい方や読むかどうかを判断したい方はご覧ください。 対象: 虫がダメな方 内容 ・文化的な由来とは異なる食虫表現があります(=食材として調理されたものではない虫を食べる表現)。感触などの表現はありませんが、味について言及します。 ・検索などを行うとショッキングな画像や動画がヒットしやすい種の虫が登場します(アオムシコマユバチ)。寄生虫です。説明的かつ軽いものではありますが、描写もすこしあります。 同シリーズの「わたしはオリの中で」「あなたはユメの中で」においても寄生虫の登場や表現はありますが、それよりも少しグロテスクなものになります。 なお、グロテスク表現としてはレーティングのかからない程度の軽いものです。物語の質感的にこの展開はびっくりするかも、というかんじ…。 想像力が豊かだと物語の展開以前のダメージが大きいように思うので注意書きを添えることにしました。参考になりましたら幸いです。 思ったよりも(というか多分展開がつらいので)このあたりの話について語りたい気持ちがなく、これ以降のぶんについては記事は出さないかもです…。 また公開終了の時だけまとめてごあいさつさせてください。 最後の更新は5月30日の23時です。どうぞよろしくお願いします。
2023年4月30日
三話「いびつを容れる器」/四話「子夜の審判」/五話「最後の朝」
カゴシリーズはスケジュール通り順次公開中です。 三話「いびつを容れる器」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330652547471437 ちょっとぎすぎすしていて辛い回ですね。 夏羅がひにくっぽいのでこれまでもこういうのがなくはなかったんですが、今回のは衝突らしい衝突というか。しかもなんかこう、珍しく夏羅に悪意があるわけではないので余計に…。 珍しくとかいったら失礼ですね。 四話「子夜の審判」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330652547664530 ナナと勇がちゃんと喋ってる回です。 会話はべつにしますけど、勇が語りの中で話していたとおりナナは勇に本当に興味がないのでこれは実際めずらしいです(今この文章を書きながら、勇のことが心底可哀想になってしまいました…)。 五話「最後の朝」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16817330655648099809 サイト(fanbox)で公開していたものから少し改稿しています。めちゃくちゃ憧れてる創作者さんの文章に寄せすぎた感があるのが気になったので…。 切菜は心境をあんまり教えてくれないタイプの子なので、彼女視点の話は少ないです。ぐるぐる物事を考える前に心に秘めちゃうところがあるせいかもしれません。彼女自身本心をみつけるのに苦労している様子は「白に添える微睡み」でも出てきました。 ここから先の二話はこの話と同日のことなので、少しスパンを短くして2日おきの更新を予定しています。結構辛い展開が続きますが、どうぞよろしくお願いします。
2023年4月20日
二話「白に添える微睡み」
15日12時にカゴシリーズ「長夏」第四部「よなか」の二話を更新しています。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16816700426257977405 七花捜索回よなか編です笑 ひるなかには七話「浮宵の隅、彩心」で七花を探していました。切菜は勢いよくどこかへ行ってしまう「目が離せない」ですが、七花はふらっとどこかへ行ってしまうのでこちらも目を離せません。 先日友人とピクニックに行って藤棚を見たのですが、深い紫から薄ピンク、白の花弁のものまであり、見る場所によっては霞がかっているようにも見えてとても綺麗でした。情緒をかなりカゴシリーズに持って行かれたけどsinfoniaに出てくる藤袴はまた全然別の多年生の植物ですね。 応援していた古事記編纂古ロマン漫画「ふることふひと」でも藤の花が出てきたのでそのことも思っていました。連載終了してしまったんですが、とても素敵な話なのでご興味があれば読んでください。私は連載終了のショックで最終話を読み返せていないんですが…。 次回の「よなか」の更新は22日15時と23日22時です。よろしくお願いします。
2023年4月10日
一話「結びの的」/追録「土の帳」
ほぼ土日更新なので近況ノートは平日に書けばいいんだ!と気づきました。そのかんじでいくのでよろしくお願いします。 結びの的 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16816452219890179553 何度読んでも読後に「嫌ですが?」って自分で言っちゃう回です。一ヶ月って、この歳になるとほんとに矢なんですよ。光陰矢の如しの話をしています。 蝶の寿命は短いので、実は第一生に彼らが七花や勇と過ごした時間もかなり短いです。カレンダー資料を作成しているときにわかったことなんですが夏羅とか十日もなかった。十日であんなに心が変わっちゃう? でも大丈夫、世界的名作のロミオとジュリエットも五日間で出会いから終わりまでを辿るので…。 土の帳 https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16816700426258025245 これを公開した昨日は私の妹の誕生日でした。妹の誕生日にこんな辛い話を公開するな。 数年に渡って付き合ってきた物語なので折に触れて登場する昆虫の生態を調べているんですが、蟻は飼ってみたくなります。その夢を手軽に叶えてくれる「アリの巣コロニー」というアプリゲームがあって一時期ハマっていました。絵が綺麗で虫たちが(生来のかたちで)かわいいので、虫が好きな方にはおすすめします。 切菜の容姿が早々に変わってしまったのでまたイメージ掲載しておきます。アイコン作成はpicrewの「ななめーかー」さんにて(非商用利用可のpicrewメーカーです)。 次回の更新は15日12時です。次回だけはそんなに辛い話ではないはずなので楽しみにしていてください。
2023年4月5日
「ハッピーユアバース」更新休止
「長夏」の公開をメインにしたいので、今日のぶんで一旦「ハッピーユアバース」の更新はお休みとなります。 再開の具体的な時期は未定ですが、おそらく6月中になると思います。そのときはまたよろしくお願いします。
2023年4月2日
序詩「垂れこめる夜半の闇」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563/episodes/16816452219890049442 「各話公開時にも近況ノートを更新します」…!? なんて軽率な発言を…となっている外並です。日常生活がそこそこたいへんになってしまっており、近況ノートの更新はどこまでやるのか不明です。ものすごくノリで言ったんじゃないかなこれ。更新されたらよろしくお願いします。 序詩以降は短編での更新です。二部「ひるなか」の序詩の対のうたとして作っているので、また見比べたりなどしていただけるとうれしいな。 公開スケジュールの画像置いておきます。楽しみにしてくださっているかたはどうぞご参考にしてください。
2023年4月1日
周年イベントありがとうございました。
カクヨムの周年イベント期間が終了したので、再編「ハッピーユアバース」とカゴシリーズ番外編「外気に触れてもあなたが息をしている世界」の広告表示をオフにしました。 KAC参加作品については表示を継続することにしました。たぶんカクヨム運営さんへの貢献にもなるだろうなというのと、基本こちらでは連作を扱うことにしているので私の中での差別化が目的です。お邪魔かもしれませんがご理解いただけますと幸いです。 ヨムマラソンほか企画の効果か、3月中のPV数が普段と比べると多く、ハートや星もいただけることがありとても嬉しかったです。読んでくださった方々、評価や応援をくださった方々、本当にありがとうございました。またお楽しみいただけるものを書けるよう精進します。 最後に、カクヨム7周年おめでとうございます! もう少し公式イベントとかにも参加していきたいなあと思う一ヶ月でした。今後もよろしくお願いします。
2023年3月29日
《振り返り》カゴシリーズの登場人物
カゴシリーズ「長夏」第三部公開にむけての振り返り記事その2です。 お忙しい方、シリーズ内でメインで採用されているポエム調の文体が肌に合わない方などに向けた長夏第二部時点での登場人物紹介。サイト(pixivFANBOX)上で掲載しているものも同じ内容になります。 本編読むよって方はこちらから。 コレクション「カゴシリーズ - in your cage」 https://kakuyomu.jp/users/yutackt/collections/16816452219920418589 ■ 登場人物 白崎七花(しらさき・ななか) 擬人する蝶に出会ったヒト。 閉鎖的な性格をしており、「そと」と見做したものに対して冷淡。 かつて蝶を飼い殺しにする趣味があった。 果楽たちに出会って少しずつ変わっていく。 果楽(から) 第一生はアサギマダラ、二生のスズムシを経て、今世はハルゼミの擬人。 内向的だが執念深く、そして心優しい。 かつては自分を捕らえていた七花を恨んだが、彼女の孤独を知って最後には彼女のために命を捧げた。 輪廻の機会を得て、七花や勇たちと生活している。 夏羅(から) 第一生はアゲハヒメバチ、今世はヒグラシの擬人。 嫉妬深く、ときに幼稚。 同じくかつて自分を捕らえていた七花を恨んで危害を加えようと目論んでいたものの、やがて愛情にすり替わり、彼女を手に入れようとして身を滅ぼした。 輪廻の機会を得て、七花や勇たちと生活している。宿主であった切菜とは不仲ではない。 白崎勇(しらさき・ゆう) 擬人する蝶に出会ったヒト。七花の弟。 七花に兄弟以上の感情を抱いており、かつては彼女のために蝶を捕らえたり飼育したりしていた。姉の閉じた世界に立ち入れないことに思い悩んでいた。 切菜たちが転生し戻ってきたことで、自然と居場所を得る。白崎家の家事担当。 切菜(せつな) 第一生はアオスジアゲハ、二生はクロオオアリの擬人。 好奇心旺盛で可愛らしく、すべてを慈しむ心を持っている。 勇に対しても非常に友好的でよく甘える。 第一生では羽化して空を舞うのをなによりも楽しみにしていたが、夏羅が宿ったことにより叶わぬ夢となった。 輪廻の機会を得て、七花や勇たちと生活している。夏羅のことは我が子のように思っている。 ■ おまけ picrewの「ななめーかー」さんで作った各キャラのビジュアルイメージも載せておきます。虫たちは第一生と第二生、三生で髪や瞳の色が変わったりしていますが、第二部「ひるなか」時点ではこのようなかんじ。 果楽だか夏羅だかわからない仕様になってますが、やさしそうなのが果楽でいじわるそうなのが夏羅です。(説明どうにかならないの?)(ごめんね) ※「ななめーかー」さんは非商用目的の利用と加工を許可しているpicrewメーカーさんなのでこのように使用させていただいています。ほかのpicrewメーカーさんについてはそれぞれの規約をご確認ください。
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2023年3月28日
《振り返り》カゴシリーズのこれまでのあらすじ
カゴシリーズ「長夏」第三部公開にむけての振り返り記事その1です。 お忙しい方、シリーズ内でメインで採用されているポエム調の文体が肌に合わない方などに向けたこれまでのあらすじ。サイト(pixivFANBOX)上で掲載しているものも同じ内容になります。 本編読むよって方はこちらから。 コレクション「カゴシリーズ - in your cage」 https://kakuyomu.jp/users/yutackt/collections/16816452219920418589 ■ ここまでの物語 1. 詩編連作「あなたのカゴの中で」 13才の少女・七花は学校に行かず毎日自室でひとりで過ごしていた。 ある日目覚めると見知らぬ青い髪の少年・果楽がいて、彼女は彼と過ごす時間をかけがえなく感じるようになる。 しかし果楽の正体は七花の弟が捕らえてきた渡り蝶だった。 一度は七花の元を去る果楽だったが、最期は彼女のために散ることを選ぶ。 果楽を喪った七花は小さな自分の世界から一歩踏み出していく。(第一部「あなたのカゴの中で」) 16才になった七花が出会ったのは宿り蜂に寄生された蛹と、果楽によく似た少年だった。少年の名前も夏羅といい、七花に親しく接する。 この正体は宿り蜂で、やがて七花を気に入った夏羅は七花の持つ果楽との思い出を消そうとするが、七花が拒んだときにふいに虫籠が壊れてしまい、羽化を目前にしていた宿り蜂は死んでしまう。 ひとがたを取っていた夏羅の魂も遅れて消えてしまい、その死を悼むなかで七花は自分の世界がなお閉鎖的だったことに気づく。(第二部「わたしはオリの中で」) その少し前のこと。七花の弟の勇は七花に特別な感情を抱いており、それを拭えないまま日々を過ごしていた。 ある日自室に見知らぬ黒髪の少女・切菜がいて、彼女は自分が勇に育てられている蝶の幼虫だと自称する。しばらくともに過ごす二人だったが切菜は宿り蜂に寄生されてしまい、彼女の蛹化とともにその生活も終わってしまった。 自分を責めるも七花に求められて寄生された蛹を譲り、勇は七花への想いが報われないことを知りながら、それでも彼女を守っていくことを心に決める。(第三部「あなたはユメの中で」) 2. 詩編連作「sinfonia」 死後の世界で目覚めた果楽は選択を与えられていた。 生まれ変わって七花に会うことを選んだ彼は、しかし彼女のもとにたどり着かないまま次の生を終えてしまった。 その後悔の念が七花の部屋に姿を現し、勇と出会う。 勇の導きで果楽は還るべき場所を思い出し、次の生へと向かう。(第一部「篭結い」) また、死後の世界で目覚めた夏羅は選択を与えられていた。 宿主だった切菜とともに穏やかなときを過ごしながら、記憶を持ったまま生まれ変わる機会を使うのか否か考える。 生まれ変わる選択をした切菜、最後の生を迷い続けている輪の下の人物。二人と言葉を交わす中で、彼が気づいたことはあの愛しい記憶のことを手放したくないということだった。(第二部「夢織り」) そのころ、七花は一面の藤袴の咲き乱れる夢を見る。不確かな記憶に揺れながら、梅雨空のもとでひとつの予感を抱いていた。 愛しい彼らに会える予感を。(第三部「ななくさ」) 3. 短編連作「長夏」 果楽、夏羅、切菜はそれぞれ朱い輪廻の環をくぐり、帰るべき場所を探す。切菜は勇を、夏羅は逸れた切菜を、そして果楽は七花を。 そうして彼らは一つの家につどう。(第一部「つどい」) ともに生活を送るようになった彼らだが、互いに思うところもあった。勇は果楽には心を許したが、夏羅にはそうではない。夏羅は七花とは折り合いがついたが、果楽とはそうではない。 不器用に感情を確かめ合い、少しずつ距離感を変えながら、改めて自分の想いを整理していく。そうして少しずつ大切になっていく夏の日々も、もうすぐ終わろうとしている。(第二部「ひるなか」) ■ 余談 そもそもポエム調云々以前に擬人三部(とくにカゴ中)は痛々しくて読めない人もいるかもしれないんですが、それもそのはずで、この作品は中学一年生のときに書いたものを何度か手直ししたマイナーリメイク作品です。 フルリメイクを考えた時期もあったと思うんですが、あのころの感性と情緒をそのまま閉じ込めておきたくてほぼ原型のまま、後続作品のオリとユメも初版よりはカゴに寄せた形でリメイクしました。その後も「詩風小説」と銘打って詩作パートが入るのはそれがカゴシリーズの本来のすがただと思っているためです。 私自身の成長とともに読んでいただける作品だと思うので、時の流れとか人の成長とか、あと人の黒歴史を覗くのが好きな方とか(笑)はそういう楽しみ方もぜひ。 ぜんぜんそれでは楽しめない方向けにあらすじを置いておくことに決めたので、長夏はちょっと興味あるけどそれより前の話がにがてだな、って方は読めなくてもまったく構いません。ほんとにポエム調が苦手で長夏の第一部ですら読めないけど話の大筋は楽しんでいただけたりとか、そういうのでも十分嬉しいです。あなたに合ったカゴシリーズを楽しんでいただければ幸いです。
2023年3月27日
《予告》長夏第三部「よなか」
カゴシリーズ「長夏」の第三部、「よなか」の更新を4月2日から行います。 だいたい本編カレンダー準拠での更新になりますので週一程度の公開です。各話公開時にも近況ノートを書きますので、よければお付き合いください。 また、ここまでのあらすじとキャラクター紹介も明日明後日にご紹介させていただこうと思っているので、お忙しい方や一度は読んだけどおさらいをしたい方、一作目と二作目、三作目の第一部にメインで採用している詩風小説の形態が肌に合わない方などはどうぞご覧くださいね(最新作「長夏」の二部と三部は短編メインの物語です)。 ▽一作目 擬人三部作「あなたのカゴの中で」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884302037 ▽二作目 長夏序曲「sinfonia」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889273909 ▽三作目 転生連作「長夏」〜第二部・ひるなか https://kakuyomu.jp/works/1177354054897229563
2023年3月26日
ハッピーユアバース
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398 5日前に公開し、順次更新している過去作品オムニバスです。私の記憶が正しければ同じシリーズをちょっと違う形でこちらに掲載していたと思います。たぶん。そのときに読んでくださっていた方はありがとうございます。 本日で最終話の一章は「せんあい」シリーズの「隅から蝕む」連作。榊と大久保の話です。数箇所わずかに手直ししたところもありますが、ほぼ変わりません。他の話やその後の話はまたそのうち出てくると思います。 ここから先も毎日更新を考えていますが、四月からやりたいことがあるのでどこかのタイミングで休載するかもしれません。たぶんGW前とか……えっ、そんなに話数あるんですかね? 杞憂かもしれない。またスケジュール見ときます。
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2023年3月17日
外気に触れてもあなたが息をしている世界
https://kakuyomu.jp/works/16817330654370751160 2日前くらいから公開・更新しているカゴシリーズの番外編です。 明日分までは過去にカゴ三部作を本で頒布した時の、同タイトルの無配冊子の再録になります。 その後二話は別所で公開した作品の再掲です。 再録・再掲が終了したら休載となります。 長夏完結後か、気が向いた時に更新すると思います。よろしくお願いします。 (追記) サイトで使っている更新告知画像を載せてみました。この画像の籠のイラストは製本時、お友達に依頼して書いていただいたものです。
2023年3月12日
桃川ピーチのフィジカルロジック
https://kakuyomu.jp/works/16817330654332437438 11時59分に「また間に合わなかった…」と思っていたら締切が明日でした。ありがとうございます。KAC2023の第5回に寄せた筋肉の話です。 コメディ書く時って無意識に差別的なことを書いてしまっていないか心配になりますよね。これは力とはパワーな女の子がめちゃめちゃ可愛い話のつもりなんですけど、文章で弄るたびに「これ大丈夫か?」って思います。 ロジックとか言うから頭良さそうだけど、彼女のロジックはすごく単純で、だからこそ良いなと思います。私は単純なことまで難しく考えてしまうタイプなので、こういう人が周りにいてくれると本当に救いになります。パワーこそすべて。これ入れ損ねちゃったな。 さて、今度こそ本当に長編作業に戻ります。いやでも次のお題も面白かったら参加しちゃうかもしれません。KACタグ軽く遡ったら展開されるお話も千差万別でおもしろすぎる…。ちょっとあれこれ読みたいけど、読めるかな…。
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2023年3月8日
千代に睡る星
https://kakuyomu.jp/works/16817330654157424185/episodes/16817330654158884709 KAC2023 第3回「ぐちゃぐちゃ」に寄せて。 お題がなんにでも使えそうだと逆に書くもの思いつかなかったりしませんか? 私の頭がぐちゃぐちゃですが…と思ったカク側の人、絶対他にもいるはずです。 そういうとき、私はとりあえずその単語で検索かけたり辞書引いたりしてます。少しはヒントが得られる。 ラッキーセブン賞にも応募したくて777字にしました。字数制限に合わせる推敲が結構楽しくて好きです。777字、絶妙におさまらず届かずな長さで苦戦しました。おさまってくれてよかったです。
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2023年3月3日
消えたいわたしたちのまじない
お久しぶりです。今年のKACは参加いたします。 第二回「ぬいぐるみ」によせて、「消えたいわたしたちのまじない」を投稿しました。 小学二年生のときってみなさんどんな人生を歩んでいたでしょうか。私はどちらかというと、宵のように絶望しながら生きていました。だけどそれは学校に行く間のことだけで、たぶん学校自体はそこそこ平穏だったと思います。いたずらの手紙が机に入ってたことはありますが。はい。 本当は第一回から参加したかったのですが、間に合わず断念しました。かなしくてやめちゃおうか迷ったんですが、ちゃんと書けてよかったです。 家事は犠牲にしてしまいましたが……(ごはん、どうしようかな……)。 周年企画に乗じて何度か顔を出せたらいいなと思っていますので、どうぞよろしくおねがいします。
2022年11月15日
作品整理
しています。年一で起きる発作のようなものなので、お馴染みの方もいるかもしれません(いるのか?)。 掲載をやめた作品もどこかしらに出しているとは思います。代わりに流入してくる作品もありますので、そちらもお楽しみいただけましたら幸いです。
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2022年4月24日
死を囲う純潔
コレクション「Magallanica」に「死を囲う純潔」を追加しました。過去作品です。 耽美といえば聞こえはいいですが、ある意味描写がえぐめなので帰るべき倫理観の方角を確認してから読んでください。念を押すまでもなくこの物語はフィクションです。 掲載にあたって読み返していたんですが、もしかしてホラージャンルに入れてもいいんじゃないですか?これ。怖い。 サリエルの章のエマが怖いです。エマニュエルの章はそうでもないですよね。エマ視点だからでしょうね。 「ゴルゴポネーの『楽園』」を読んでいただいた方にはもしかしたら覚えていて貰えてるかもしれない人が出てきます。時期を確認すると憂鬱になれるので、憂鬱になりたい方はどうぞ。もう天神はシルバルに帰ってこないでください。
2021年1月26日
たすけてあげてよ罪の子
イベント「たすけてあげてよ罪の子」 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054895987864 随分前に企画したやつですが、簡単にアクセスできる手段がないので自分用に近況ノートに掲載します。 30もの作品を寄せていただいて本当にありがとうございました。眠れない夜とかにたどり着く場所のひとつとしてここに在ってくれるのが結構救いです。 またこんな企画をやりたいなと思っているので、そのときは是非。
2020年12月22日
React
短編シリーズ「Re,」に短い話を一つ追加しました。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894642419/episodes/1177354055364511812 那須さんの話です。
2020年7月9日
「ゴルゴポネーの『楽園』」完結
しました。応援のハートや星レビュー、作品フォローしてくださった方ありがとうございます。 「死刑執行人」の方も閲覧いただいてて嬉しいです。PVが12で止まってるので処刑台に辿りついてない…!生かされてる…!というへんな喜び方をしている。 追記: 15PVとなりましたので無事しんでしまいました(無事しんでしまいました??)。気にせず閲覧してください笑 ここまでのお付き合いありがとうございました! またなにか書いたら出しにきます。
2020年7月1日
ご無沙汰していました。
ちょっと気持ちを切り替えたくてしばらくすがたを消していました。 一緒に作品も下げてしまったんですが、もしお気に入りのものがあった方がいらっしゃったらごめんなさい。 別所でも出している話をいくつか掲載していきます。お付き合い願えましたら。
2020年4月4日
Review
「Return」にまた追加のお話を入れました。今度は下川くんです。 あの不思議な日を挟む前から元々みくもちゃんに好意的だった人なんだと思ってましたが、書いてみたら案外そうでもありませんでした。こやつ自分がいけめんだということを結構鼻にかけてるな? これで三話目になったので小説タイトルを「Re,」に変更してます。ただ今後も続く予定があるわけでもないので改めて完結済みとしておきます。 暇つぶし作品の個人企画に参加させていただきました。暇で死にそうになったら読んでください。
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