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日記

カゴシリーズについて、かなり昔から書いてる話はほかの記事でもお話ししたかもしれませんが、そういうわけなので新しい話を書いている最中にちょっとなにか思いついて虫の生態を調べたりすると「これ…矛盾が…はわ…」みたいなことがままあります。この十数年間の間に新しく発見されたことだったり、そもそも時代的に発信が増えたので昔は検索してもわからなかったようなことがわかったり。
そういうわけで今回はカゴシリーズと虫の話です。

自分で青虫を育てるなり蟻のコロニーを育てるなりしてればそんなことにはならないだろ、というやつもあるんですが、残念ながらそういう挑戦にはほとんど至らなかったんですよね…。それなりに育てていたのはタバコガの幼虫くらいです。モンシロチョウもアオスジアゲハも飼育してみたいし、アサギマダラもかなり実物を見たいんですが見たことはなく…。蟻育てるのはめちゃめちゃ興味あるけどかなり大変そうな気がするのでとっても余裕ができれば…くらいの夢。夢だなあずっと。

今日知ったのはチョウの蛹化についてで、写真とかだと「蛹化しました」というコメントが添えられているのみで経過まで事細かに説明されているものではないので、てっきり繭化みたいなかたちで行われるんだと思ってたんですよね。前蛹から脱皮したら蛹っていう流れを全く知らず…全く知らずにユメを書いてるので…はい。
それでもなんていうか、ポエム調なのが幸いしてというか、修正するのもそれはそれで無粋なような気がする…勇はそんなこととっくに知ってて最早常識のはずだし、それでもなお切菜が糸を張って前蛹になり、脱皮して蛹化するまでを「寝床を整えるように」と表現し、「どうしてアゲハヒメバチは宿主に繭を編ませるのだろう」という言葉で苦悩をあらわしたなら私の知らなかった彼の感情のゆらぎがそこにあったのではないか…みたいな、そういうことを考えるのがすきなんですよね。「見ていてね」と言われてから「黒点を伴った蛹」が「返事をしなかった」そのときまで、勇はずっと切菜のことをみつめつづけていたのかな…とか。そうするとどちらかといえばその長い時間や複雑な苦悩がそれとわかる形に修正したいと思う。私のイメージ通りの時間経過やシーン構成だけが物語のすべてではないと思っているので…。
それはそれとして誤った知識を植えつけそうではあるのではっきりとわかるように「実際は繭を編んでいるわけではない」と示す機会があればな、と思うのと、かつて一度書いて公開したものを修正するのはよくないと思っていたころの抵抗感がまだ残っているので、こういうときに補足文とか追録とか、外気に収録するような話を新たに書いたりします。今回もその手法で行くと思います。

あと、さらにそれはそれとして…失敗は失敗なのでもっとちゃんと調べよう!と思いますね(泣)
どうして書いてるときって頭の中のイメージがそこそこのリアリティ持ってるんですかね…もっと「ここなんかすげえぼんやりしてるな〜!」ってわかりやすかったら不思議に思って調べるに違いないのに、なんだろう、私って自分が思ってるよりも自分のことを信頼しているのか? 無駄によくわかんないことをスルーするスキルが高い気もする。だって前蛹ってつまりどういう状態なんだろうな、という疑問になりきらないもやもやはずっとあったのにな…。すぐ忘れるから…。
設定もキャラクターも詰めておかないと、作者はいくらでも帳尻合わせできるからいいけど痛い目見るのはキャラクターたちなんですよね。というのをカゴシリーズでは昔からずっと感じています。一番皺寄せがいってるのが勇と切菜なので、カゴとオリはまだエンタメライト悲劇なんですけどユメだけちょっとマジ寄りなんですよ。今日さらにマジに寄っちゃった。おれがふがいないせいで………。

今この記事を読み返しながら「繭化のことも勘違いしてないだろうか?一回ちゃんと見とくべきでは?」と思っているところです。YouTubeで検索してきます。便利だなYouTube…。

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