最終話です
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330666701978718榊は趣味の悪い虐め方をするし、大久保は自分に対して敵意がないならなんでも許せちゃうところが今思うと危ないなあと思います。
せんあいシリーズ(榊と大久保の話)は全然正しいことなんかないんですけど、愚かに間違いながら愛についてを考えたり大事にしたりする物語でした。書いている当時私自身がそのことを強く意識できてなかったので、伝わりにくいような気もします。今の私がそれに気づいて、これを良しとするのはちょっとあれだな…と思うということは彼らが(というか大久保が)それにちゃんと気づくのも二十代後半とかなんだろうな。カゴシリーズとともに一番そばで一緒に成長してきてくれたキャラクターたちなので、書いてないだけで大学生編、院生・新社会人編、社会人編…と話はいくつかあるにはある…。
書き出そうとして上手く書けなかったのは、いつも彼らがどういう進路をとったのかいまいちわからなかったから、です。榊とか数学に進んだのか化学に進んだのか物理に進んだのかよくわかんないし、大久保は一応大学卒業後はちょっといいホテルに正社で入ってフロントなどなどをやっているんですけど、やったことない仕事とかってやっぱ想像になっちゃって書くの難しい。
経験したことか、経験し得ないことしか書けないな…。せめてもっといろんな本を読まないとだめですね。また本格的にこの子達を書こうと思ったら頑張ります。来世に持ち越しそうな言い方だな。