• 現代ドラマ
  • 異世界ファンタジー

父の日とかいつだか知らない

ちょっと順番戻って逢坂家の話です
https://kakuyomu.jp/works/16817330654715123398/episodes/16817330666937048953

最近ちょっと問題になったりした団体の名称などが出てきてしまっているんですが、はぴばの、特に逢坂は平成の高校生の資料的な部分もあるなと思っているのでそのまま再掲します。個人的にもあそこで明るみに出た問題は全く許せないんですが、それはそうとして私たちの青春にいつも寄り添っていたこと自体は変わらないし、所属するアイドルたちがファンに愛されていたことは肯定的な事実であるはずだから…。何もかも消してしまって否定するのは悲しすぎる。
とかいいつつ私はあんまり人気のアイドルとかには興味がなかったんですけれども。なぜ彼らがあんなにも人々を惹きつけるのかは大人になってから知りました。たぶん人生を救われてきた人たちだっているだろう、とも思います。美莎もきっとその一人でした。

話は変わって、逢坂ふたりはイベント担当みたいなところがあったのですが私にとって「父の日」って結構鬼門で、だからそれに関連する話を書けたことをずっと誇らしく思っています。父がショートカットの女性が好きだったのでずるずると切れずにいた髪を切った日のことと同じくらい。
生い立ち上、幸福な、あるいは平穏な家庭の父親というものがいったいどんな生き物なのかわからなくて。こういった自分の欠損を、ファンタジーで埋めながら一つずつ手繰り寄せて少しずつバイアスを正していこうというのが個人的な人生の目標の一つなので、成果として残っているものがあると勇気が湧きます。ハッピーユアバースにはそういった私自身の生きる上での試行錯誤が結構記録のように滲んでいて、キャッチコピーの「いま生まれたあなたに贈る」はそうして肯定してきた自分や、同じように肯定された彼らや読者の皆さんのためのものでした。だからどんなに稚拙でも、何年経っても大事です。
読んでくださってる方たちは本当にありがとうございます。

この記事に書いたことはあんまり残しておきたくない、嫌な思い出を想起してしまうことも含まれてしまってるのでそのうち消すかもしれませんが、書いたことはほんとうなので、そのときはどうか憶えていてくださると嬉しいです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する