さて、KACと同時並行で開催されている二つの企画のうちのひとつに、
「わたしのアイドル」コンテストがあります。
こちら開催期間がKACともろ被りなので、KACと両獲りを狙って参加されている方も多いのではないでしょうか。
私も例にもれず、その作戦で参加することにしました。
とはいえ執筆可能期間が短いKACで、アイドルの引き出しが乏しい私が新作を書き下ろすのは難しい……ということで考えたら、あるじゃないですか、アイドルを主題にした手持ち作品が!
『春にさよなら』
https://kakuyomu.jp/works/16817330655874022238
こちら、二年前に書いた短編なのですが、色々な感想をいただいている作品であり、少々手を入れたいなと思ったままずるずると今まで来てしまったという経緯があります。
とはいえ、本作は約9,000字。アイドルコンの字数制限「6,000字以下」に削るのは難しい。ならばと本作のスピンオフを書くことにしました。話の大筋は既に決まっているため書きやすいうえに、別視点で書くことによって本作の改稿ポイントも見つけやすくなるという、一石二鳥の作戦です。
といった経緯で生まれたのがこちらです。
『夏におはよう』
https://kakuyomu.jp/works/16818622170761311487
アイドル候補生としてデビューを目指す美少年、ハルの挫折と再生を書いた短編です。
『春にさよなら』は、ハルと同じグループのメンバーだった「ナツ」の目線から「ハル」を書いた作品でしたが、『夏におはよう』は「ハル」の目線から「ナツ」への思いを書いた作品です。
単品でもお読みいただけますが、『春にさよなら』→『夏におはよう』の順で読んでいただくと解像度が増すと思います。
筆致企画(※『春にさよなら』誕生のきっかけとなった自主企画)に参加された方も、そうでない方も、お立ち寄り頂けると嬉しいです。