天野蒼空

朝起きたら彼女が朝ごはんを作ってくれていた。そんな幸せな休日。アラームが鳴るその瞬間までは。

「繰り返す。地球は我々、××××××に降伏した。二十四時間後から我々の支配下になることを望む生命体の回収を始める。その後、地球は我々によって破壊される。地球上の生命体は二十四時間…

君のことを苦しめるもの、悩ませるものは全部私がなんとかしてあげる。だからね、もう、苦しまなくてもいいんだよ。

【素敵な情景描写を描いていくために】 小説を書く時に私が1番力を入れているのは表現力です。表現力を磨いて、読者の目の前に風景が広がるようなそんな作品を書けるようになるのが私の目…

多分、友達。多分、親友。でも私にとっては親友未満だ。どこかで経験したことあるような話。

恋する乙女は美しいって言うけれど、もっと可愛くなる魔法を使うの。あたし、好きな人に可愛いって思われたいのよ。 机の上にとっておきを並べて……さあ、魔法のはじまりはじまり。

「真央さん、クリスマスの予定って何かあるの？」 そうバイト先の先輩に聞かれたのは十二月のシフト希望表の提出日だった。 なにもない。だって私はクリスマスが大嫌いだから。

所属サークルで「ONLINE」をお題に書いた作品です。 ある朝、私は知らない部屋にいた。これは異星人からの「新しい生活様式の提言」のための実験だった。

親の海外赴任に着いていくことにした瑞希。海外に引っ越したらなかなか日本に帰ってくることはできなくなってしまう。海外の暮らしは楽しみだけど、一つだけ心残りが会った。それは、幼馴染の…

恋愛に関する花言葉をテーマにした書き下ろし短編集。色や咲き方によっても変わる花言葉に注目してお楽しみください。

放課後の生徒会室には今日も新田先輩と二人きり。もっと近づきたくて、もっと話したくて、いろんなことを考えてる。今日も恋する乙女の作戦が始まる……？！

いつもみたいにお気に入りの撮影スポットで写真を撮っていたら、久しぶりに君に会った。僕は空の一瞬を切り取りみたいに、君の一瞬を切り取っていく。

久しぶりにきた海で僕は彼女に会った。 情景描写にこだわった、不思議な夏のある日の話。

もうすぐ春休み。春休みが終われば、進級して、クラス替えをする。そうしたら同じクラスになれないのかもしれない。だから、春が来ませんように。

宮川星奈は天文部に所属している高校３年生。楽しいスクールライフを送っていたのだが、ある日彼氏の徹と別れることになってしまった。彼氏が新しく好きになったのは親友であり、同じ部活の詩…

「魔法少女」それは奇跡を起こす存在。 あの子が私に託してくれた。だからやらなくちゃ。

美しい歌声で歌うことができるけど、私の頭には角がある。角があるのに、背中には翼がある。 「イケイ」ではなく「スズネ」と、自分の名前で呼んでほしいから、私は故郷を出た。

同題異話SR参加作品。 同じタイトルの短編集です。 普段で歩かない時間にはきっとなにかが起こるはず。

昔、世界には色があったらしい。そんなことどうでもいいけれど、お腹が空いた。

今日は地球最後の日曜日。 あの日の約束をあいつはまだ覚えているだろうか。

とあるカップルの小さな日常の一コマ。

彼は不思議な人だった。雨上がりの日曜日の夕暮れ時、私はどこかに行ってしまった彼のことを思い出していた。 すると……？

ベッドで眠っているのは僕の大切な「君」。何があっても大丈夫。ここからまた始めればいいから。

遠くに行って会えない「君」に会いたい「私」の物語

この鏡を使えばだれでもなりたい自分になれます。

私の彼氏のサトルは病弱だ。今日も病院のベッドで眠っている。もうすぐサトルは…‥。それでも最後まで私は「彼女」でいたい。

目が覚めたら「思い出」が全て消えてしまった。その代わりに「シアワセ」が与えられた。でもそれは本当に「シアワセ」ですか？

魔法少女のユノは街外れでボロボロの機械人形を拾う。いつもなら分解するけれど、どうやらこの機械人形はまだ使えそうだ。機械人形と使い魔と一緒に、ユノは今日も小さな奇跡を街に届ける。

よくあるいつものお家デート。何もかもいつも通り。だけれども……。 「ごめんね。」 私は小さな声でそう言った。 その言葉に答える声はなかった。

もうすぐ卒業式。高校生活でやり残したことは藤宮くんへの告白。伝えたいことがあるから、桜、まだ咲かないで。

ある日、茉桜は人間の言葉を話す猫、ルイズリーと出会う。ルイズリーに誘われて魔法少女になる茉桜。魔法少女は世界に奇跡を起こす存在。小さな奇跡を起こす毎日を送っていた茉桜はある日、真…