2000字というとても短い文章でありながら、僕と君の関係性が透けて見えて来て、少し切ない気持ちになりました。
読み終わったあと、「あれ? 続きは?」と何度も小説のページを確認してしまうくらいに続きが気になってしまう展開。
どのような世界で、ふたりがどんな出会いをして、どうしてこんな状況に在るのか興味をそそられ、この先、2人がどのようにして……
ファンタジーのような世界なのか、それともきちんとした現実の世界なのか、その判断すらも読者に委ね、ただふたりの短い会話を書き記したこの作品は、数多の読者の想像力を掻き立てると思います。
実際、僕はこのシチュエーションに至るストーリーが頭に思い浮かんで、それを書きたい欲求を抑えるのでとても大変です。
2分で読めるのに、一時間は解釈で楽しめる。
素敵な短編をありがとうございます。