「えっなにそれ」と思わせるタイトル。
物語冒頭からの不穏な空気。
鉄筋コンクリート造の街と、ラジオ。宿題。
ディストピア風の未来社会ともとれるのですが、
ここはどうやら、魔法ありのファンタジー世界の様子。
なんとも不思議な設定です。
そして、タイトルの「魔法少女が亡くなりました」のニュース。
手紙の指示の、北の森の館。使い魔、ルイズリー。
魔女の街コルディアと、相棒のジェリコー。
色々な謎とストーリーの線が、万華鏡のように押し寄せ、
この不思議な空間に読者をいざないます。
が、どれも謎が残る!
わーこれは、とってもムズムズします。早く先が知りたい。
と思ってた頃に物語は終わります。
これを「余韻」ととるか「スッキリしない」ととるかは
評価の分かれるところですが、私は「中編で読みたい」きもちになりました。
この10倍くらいの量(50000文字くらい? 中編、ですかね?)で
ここに出てきたキャラと伏線を全回収したら素敵だと思うけどなぁ。
(個人の感想です。。。)