春の陽光に揺れる桜...散りゆくまえの優しい色彩が目に浮かびました。
タイトルにある通り、「さよならの前に一言だけ」伝えたい主人公。いつの間にか読み手も一緒に悶々としたり、せつなくなったりしていました。そして、最後のお話を読んだとき、「続きが見たい!」という自分と、「いやこれ以上は自分の想像(あるいは妄想)で余韻に浸りたい・・・!」という2つの自分が現れ、このレビューのタイトルよろしく支離滅裂な発言をすることになりました。ただ、どちらの自分もあったかくてちょっとわくわくした気持ちで満たされているのは間違いないです。